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ドーマー・プラメット、新たな戦略的展開でアジア太平洋地区での事業を強化

シンガポールのサンドビック・グループ のアジア太平洋物流センター利用により、日本を含む各国市場への輸送時間を大幅に短縮。

ドーマー・プラメット、新たな戦略的展開でアジア太平洋地区での事業を強化

シンガポールのアジア太平洋物流センター

金属切削工具の大手プロバイダーであり、サンドビック・グループの一員であるドーマー・プラメットは、アジア太平洋地区での事業を強化し、顧客の需要にシームレスに対応するために、昨年参入した日本に加え、2024年4月17日付で新たにアジアの主要4市場であるタイ、ベトナム、韓国、インドネシアに現地法人を設立しました。また、各市場への物流効率向上のため、シンガポールのアジア太平洋物流センターからの配送・出荷業務を開始しました。

今回、タイ、ベトナム、韓国、インドネシアの現地法人設立により、これまですべて英国法人が行っていた東南アジア、オセアニア地域関連の業務をそれぞれの現地法人に移管しました。タイの現地法人は、オーストラリア、ニュージーランド、スリランカ、フィリピン、シンガポール、香港、台湾、マレーシアを含む市場にて、ドーマー・プラメット社のアジア事業運営の主要拠点となります。

シンガポールを拠点とするサンドビック・グループのアジア太平洋物流センターは、アジア太平洋全域におけるドーマー・プラメットの主要な物流拠点としての役割も果たすことになります。同センター活用により、納期は大幅に改善されます。これまではオランダの物流センターから日本への輸送に最長5日を要していましたが、最短1日に短縮されます。国内主要都市で翌日配送が可能になり、その他の地域でも2日以内の迅速な配送が可能となります。その他アジア地域では、2〜3日以内の配達が可能であり、迅速で確実な製品の提供を目指しています。

今回の戦略的変更は、事業効率の改善、サービスの合理化、主要市場における顧客への迅速なサービスの提供を目的としており、主な具体的利点は以下です。

  • 配送時間の短縮:アジアの主要市場に現地法人を設立することで、現地での配送時間が大幅に短縮されます。顧客は、翌日配送が当たり前になるなど、迅速な配送サービスを期待できます。
  • 現地通貨での請求書発行と送金:取引を合理化し、為替レートの変動を軽減するため、各市場の現地通貨で請求書を発行します。取引コストを削減すると同時に、パートナーや顧客の財務的安定性を高めることを目的としています。
  • 新出荷条件(DAP):現地法人向けにDAP(Delivery at Place / 仕向地持込渡し)出荷条件を導入することで、通関の必要性をなくし、よりスムーズな出荷プロセスを実現します。この変更により、すべての関係者にとっての全体的な輸送効率が向上します。

ドーマー・プラメット社のアジア担当マネージング・ディレクターであるシャラド・クルカルニ氏は、今回の戦略的な動きについて、「アジア太平洋市場はドーマー・プラメット社の成長戦略にとって不可欠であり、今回の決定は事業拡大の礎石となっています。プロセスを簡素化するという当社の努力は、製品の革新にとどまらず、業務の効率化にも及んでいます。

タイ、ベトナム、韓国、インドネシアに現地法人を設立し、シンガポールのアジア太平洋物流センターからの配送を開始することで、業務の合理化と配送効率の向上を目指しています。昨年、現地法人を設立した日本では、現地の需要に応じたサービスを提供し、販売網を全国に広げることに成功しています。日本と同様に、アジア太平洋地域でも、期待を上回るよう努力し、今回の取り組みが成果をもたらすことを切望しています」と語っています。

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