ヴィテスコ・テクノロジーズ、HONDA CR-V プラグイン燃料電池自動車にドライブシステム EMR3 を納入
Vitesco Technologiesは、今年後半に米国と日本で発売されるホンダの新型CR-V e:FCEVにアクスルドライブEMR3を供給する。
www.vitesco-technologies.com
ヴィテスコ・テクノロジーズのドライブシステムが水素燃料電池自動車 (FCEV)に採用されるのは今回が初めてです。アクスルドライブとともに、燃料電池への空気の出入りを制御するヴィテスコ・テクノロジーズの燃料電池スタックバイパスバルブも搭載されています。このバイパスバルブは、数十年にわたる内燃エンジンの空気流量管理の経験が生かされ、現在では最先端の燃料電池システムに役立つことが証明されています。
CR-V e:FCEV の生産台数は少ないと予想されていますが、車両自体は非常に革新的です。電気エネルギーを生成する燃料電池システムに、17.7kWh の高電圧バッテリーの電力による 60kmまでの完全 EV 走行を可能にする電気エネルギーを付与することにより、長い航続距離と短時間の燃料補給を実現しています。バッテリーは、家庭用 AC コンセントからプラグインで充電することが可能です。さらに最大 1,500W の電力を必要とする電気機器に供給できる 110V のコンセントを車内に備えているので、停電時や屋外でのレクリエーションの場面でも、この車両はクリーンな電源としても使用 できます。
ヴィテスコ・テクノロジーズのアクスルドライブEMR3は、モーター、インバーター、減速機の最大3つの部品を1つのユニットに統合可能なプラットフォームです。HondaのCR-V e:FCEV向けには、ヴィテスコ・テクノロジーズが、モーターとインバーターが一体となった仕様を供給します。EMR3は非常にコンパクトなサイズで軽量化、高効率化を実現し、車両への搭載を容易にしたことで、市場で最も成功したティア1サプライヤーのアクスルドライブシステムの1つです。ヴィテスコ・テクノロジーズのEMR3は、2024年3月現在、900,000台以上が世界中の多くのブランドやモデルに納品されています。
Honda CR-V e:FCEV用のEMR3は、ヨーロッパ、中国、日本のエキスパートによって共同開発されました。このHondaのコンパクトSUVでは、174馬力と229ポンドのピークトルクを発揮し、水素タンク満タン時の航続距離は600kmを超え、さらに60km以上の完全EV走行も期待できます。このEMR3はヴィテスコ・テクノロジーズの中国・天津工場で生産されています。
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