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08
'24
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Woojin Plaimm
宇進プライムの射出成形機TLシリーズFREEDOMがレッドドット・デザイン賞2024に輝く
韓国の射出成形機メーカーである宇進プライム(Woojin Plaimm)は、TLシリーズのFREEDOMモデルで栄えあるレッドドット・デザイン賞2024(RedDot 2024 design award)を獲得しました。
TLシリーズは、タイバーをなくして金型の自由度を高めたタイバーレスの高品質射出成形機です。有限要素解析(FEA)を活用した鋳造手法と効率的な設計によって優れたフレームデザインを実現し、材料の最適な射出を可能にしています。さらに、宇進プライムは鋳造から組立プロセスまですべてを社内で行い、高品質な製品を迅速かつ確実に生産できる体制としています。
使いやすさの向上と省スペース化を両立
このTLシリーズは、お客様の声に応えるかたちで、いっそう使いやすくするとともに、さらなる省スペース化をはかりました。金型とコアプルのサイズを自由に選択できるうえ、マルチキャビティ金型も使用できます。また、高度な自動化システムによりスペースの制約を最小限にとどめ、運用の柔軟性を高めました。
TLシリーズには2段式ステージによる強化構造を設けたことで、どのような条件下でもEuromap.09規格の範囲内に収まるようにプラテンを優れた平行度に保ちます。第1ステージはフレーム構造を介して固定側プラテンの中央上部を支持し、一方の第2ステージには中央下部を支持するための宇進プライム独自の「フレックス・プレート(Flex Plate)」を採用しています。このような2段構えの補強により、射出成形プロセス中の均一性と精度を確保し、製品品質の向上と成形不良の発生を抑制しているのです。
革新的機能で最適な性能を実現
TLシリーズは、タイバーをまたいで行うセットアップの必要がありませんのでロボットの設置も容易であり、金型のコアを位置決めする際もタイバーとの干渉の心配がありません。また、中央部にクランプ力が分散して作用することで、プラテンのたわみを最小限に抑えて金型を保護します。さらに、高精度センサが金型の正確な位置決めと保護を保証するとともに、サーボ駆動システムにより精密な加減速制御を行います。加えて、応答性の高い比例バルブも正確な金型の位置決め制御を可能にしています。
TLシリーズではソフトウェアについても改良を施して金型の保護機能を強化しました。その高機能なIMC500コントローラは射出サイクル全体を通じて基準の変化をグラフとして出力しますので、これを品質ベンチマークとして活用いただけます。たとえば、金型表面の異物も即座に検出でき、金型をしっかり守って寿命を延ばすことが可能です。
お客様に満足いただくために
こうしたTLシリーズのさらなる改良について、宇進プライムの製品責任者は次のように説明しています。「同製品はPlaimm Freedom〔プライムの限りない可能性〕を具体化したものであり、スペースの有効活用や自動化システムによる強化など、お客様にはたいへん満足をいただいています。今後も変わることなく、お客様のニーズに応える射出成形機の開発に取り組んでいきます」。
TLシリーズはオーストリアと韓国にある宇進プライムの研究開発センタで共同開発しました。生産については、韓国のポウン(報恩)にある本社工場で行っています。
詳しくは、宇進プライムの日本語サイトwww.woojinplaimm.jpをご覧ください。
お問い合わせ:
サイモン コン (080-1249-1753) This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.
加藤安彦 (090-6689-1754) This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.
使いやすさの向上と省スペース化を両立
このTLシリーズは、お客様の声に応えるかたちで、いっそう使いやすくするとともに、さらなる省スペース化をはかりました。金型とコアプルのサイズを自由に選択できるうえ、マルチキャビティ金型も使用できます。また、高度な自動化システムによりスペースの制約を最小限にとどめ、運用の柔軟性を高めました。
TLシリーズには2段式ステージによる強化構造を設けたことで、どのような条件下でもEuromap.09規格の範囲内に収まるようにプラテンを優れた平行度に保ちます。第1ステージはフレーム構造を介して固定側プラテンの中央上部を支持し、一方の第2ステージには中央下部を支持するための宇進プライム独自の「フレックス・プレート(Flex Plate)」を採用しています。このような2段構えの補強により、射出成形プロセス中の均一性と精度を確保し、製品品質の向上と成形不良の発生を抑制しているのです。
TLシリーズは、タイバーをまたいで行うセットアップの必要がありませんのでロボットの設置も容易であり、金型のコアを位置決めする際もタイバーとの干渉の心配がありません。また、中央部にクランプ力が分散して作用することで、プラテンのたわみを最小限に抑えて金型を保護します。さらに、高精度センサが金型の正確な位置決めと保護を保証するとともに、サーボ駆動システムにより精密な加減速制御を行います。加えて、応答性の高い比例バルブも正確な金型の位置決め制御を可能にしています。
TLシリーズではソフトウェアについても改良を施して金型の保護機能を強化しました。その高機能なIMC500コントローラは射出サイクル全体を通じて基準の変化をグラフとして出力しますので、これを品質ベンチマークとして活用いただけます。たとえば、金型表面の異物も即座に検出でき、金型をしっかり守って寿命を延ばすことが可能です。
こうしたTLシリーズのさらなる改良について、宇進プライムの製品責任者は次のように説明しています。「同製品はPlaimm Freedom〔プライムの限りない可能性〕を具体化したものであり、スペースの有効活用や自動化システムによる強化など、お客様にはたいへん満足をいただいています。今後も変わることなく、お客様のニーズに応える射出成形機の開発に取り組んでいきます」。
詳しくは、宇進プライムの日本語サイトwww.woojinplaimm.jpをご覧ください。
お問い合わせ:
サイモン コン (080-1249-1753) This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.
加藤安彦 (090-6689-1754) This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.