すべての国のすべての工場で、自動化の実現。

Bosch Rexroth
Boschグループのオートメーション部門であるBosch Rexrothは、世界中に32,000人以上の従業員を擁し、高度な駆動制御技術を専門としています。ドイツのウルムに所在するカスタマーイノベーションセンターでは、業界に革命をもたらす補正モジュール、Smart Flex Effectorなど、オートメーションの未来に向けた革新的なソリューションを開発しています。

Smart Flex Effector – 自動化の実現
Bosch Rexrothのシステムアーキテクト、David Lehmannが補正モジュールの特徴とSmart Flex Effectorの独自性についてご説明します。


接続性の課題
ロボットがこのような新しいタスクを行うことができるようにするために、Smart Flex Effectorは、位置測定データをロボットコント制御器とやり取りする必要があります。例えば、ツールのたわみに関する情報やモジュールのロック状態とロック解除状態の制御信号などです。

しかし、Smart Flex Effectorをロボット制御器に接続するのは、簡単ではありませんでした。これについてDavidが説明しています。「本製品は利用可能な状態にありましたが、お客様の現場に設置するのは困難でした。お客様にお聞きすると、同じようなご意見が多くありました。『シリアルインターフェースは確かにありますが、ロボット制御器と接続するのに2週間もかけたくありません。そのような時間も資金もありません』ということでした」

Anybusプロトコルコンバータによる接続の簡略化

Smart Flex Effector + Anybus Communicator = 完全ソリューション
Smart Flex EffectorとAnybus Communicatorは非常に相性が良く、Bosch Rexrothは、完全ソリューションの一環としてAnybus Communicatorを提供しています。Bosch Rexrothでは、Anybus Communicatorの注文番号をエンドユーザーへ提供し、Bosch Rexrothから完全ソリューションとして両製品を一緒に販売しています。

市場の拡大
Anybus Communicator Common Ethernetが追加されたことで、Bosch Rexrothはすべての主要産業用Ethernetプロトコルに容易に接続することができました。その結果、市場を大幅に拡大することができたのです。Davidは、「今や私たちは、概ねすべての市場に対応することができます。」と結論づけています。また、「Anybus Communicator Common Ethernetで主要産業用Ethernetプロトコルを持ったロボットに対応できなかったケースはこれまでに一度もなく、何でも対応することができます。」とも語りました。