Anybus Wireless Bolt―デバイスにワイヤレスで接続
HMSインダストリアルネットワークスから、新製品 Anybus Wireless Boltをご紹介します。装置やキャビネットに直接取り付けるよう設計されたワイヤレスアクセスポイントとして、WLANやBluetooth、Bluetooth Low Energyを介したワイヤレスアクセスを可能にします。これにより、普段お使いのタブレットやスマートフォンからの設定、あるいはクラウドサービスへの接続ができるようになり、IIoT(インダストリアルIoT)が実現します。
Anybus Wireless Boltは、ボルトのように機械やキャビネットに直接取り付けて、保護等級IP67の堅牢なワイヤレスインターフェースとして機能します。代表的な用途として、設定にお使いいただけます。例えば、Anybus Wireless Boltを使用することでタブレットやスマートフォンなどのBYOD(Bring Your Own Device、私有デバイスの活用)が可能になり、HMI(ヒューマンマシンインターフェース)として利用できます。そのほか、クラウドサービスへの機器の接続も典型的な利用方法です。
Anybus Wireless Boltなら、WLANやBluetooth、Bluetooth Low Energyを介して最大100mまでのワイヤレス通信が可能です。一方、取り付け側の有線接続は、シリアルインターフェース(RS232/485)やCAN、Ethernetによってデバイスと通信できます。また、通信方式によらず、電源と通信用に同じコネクター(2x9ピンプラグコネクタ)を備えています。
産業利用に応える品質
「当社は、当社製品Anybus Wireless Bridgeを通じて、ワイヤレス接続への関心が着実に拡大する様子を目の当たりにしてきました。そこで、機械に直接取り付けられ、産業レベルの堅牢なワイヤレスソリューションを機械メーカー様に提供できたらと考えました。このAnybus Wireless Boltこそ、お客様が確実かつ安全なワイヤレスソリューションを用いてIIoTを実現し、将来的な通信へのニーズに応えられるようHMSが提案するもう一つの方法です」と、HMSインダストリアルネットワークスのプロダクトマネージャーMartin Falkmanは説明しています。