TDK、環境負荷が小さいSMDバリスタ「Xシリーズ」を開発
Xシリーズは、自動車認証基準を満たしながらCO2排出量を削減するように設計された産業用新シリーズで、主に自動車、産業機器、民生機器で使用されています。
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Xシリーズは、高い信頼性と性能を維持しながら環境負荷の少ない製品に対する高まる需要に応え、高いコストパフォーマンスも実現しています。
Xシリーズの5種類の部品は、AEC-Q200規格に準拠した車載用部品であり、部品番号の「X」の後に「1」が付くことで識別が可能です。これらは一般的に、ロードダンプやジャンプスタートなどの事象に起因するバッテリーラインの一時的な過電圧から、車両のエンジンマネジメントシステム、電子制御ユニット(ECU)、エアバッグ、ABS、ESPなどを保護するために使用されます。XシリーズはIEC 61000-4-2に準拠した最大30kVのESD保護を提供し、ISO 7637-2/16750-2に準拠した自動車パルスにも対応しています。
4つのEIAパッケージサイズ(0603、0805、1206、1210)におけるそれぞれの最大許容回路電圧は14V、25V、30Vであり、電圧変動に対する応答時間は10psから500psの範囲です。定格DC電圧および室温ではわずか1µAから25µAのリーク電流を維持しながら、8/20µsパルスでは5Aから400Aのサージ電流を処理します。動作温度は-55°Cから+150°Cの範囲で、高温でも定格電圧を下げることなく使用できます。
Xシリーズは、産業用および民生用アプリケーション向けの過電圧保護部品の包括的なラインナップに拡大しています。PSpice用のシミュレーションモデルも利用可能です。
主な特長と利点
- IEC 61000-4-2に準拠した最大30kVの信頼性の高いESD保護
- ISO 7637-2/16750-2 に準拠した自動車パルスに対応
- ロードダンプおよびジャンプスタート保護
- 低リーク電流
- AEC-Q200 準拠(X1シリーズ)
- +125°Cまで温度ディレーティングなし(X1シリーズは+150°Cまで)
- 高耐久性
- 安定した保護レベル
主な用途
過渡過電圧保護対象:
- 車載バッテリーライン
- エンジンマネジメントシステム
- 電子制御ユニット(ECU)
- エアバッグ、ABS、ESPなど
主要データ
詳細については、こちらをご覧ください。
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