東芝、Arm Cortex-M4 コアでモーター制御マイクロコントローラのラインナップを拡充
東芝は、M4K および M470 グループの 7 つの新製品でモーター制御マイクロコントローラのラインナップを拡充し、最大 160 MHz の周波数、強化された安全機能、IoT 互換性を消費者向けおよび産業用モーター駆動デバイスに提供します。
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新製品の動作周波数は、M4Kグループ が最大120MHz、M470グループが最大160MHzで動作します。両製品とも系統のモーター制御機能を搭載しています。また、当社従来製品のM4KグループおよびM470グループと同様にエンコーダーやプログラマブルモーター制御機能を備えており、モーター制御時のCPU負荷が低減できます。さらに、フラッシュメモリー、RAM、ADコンバーター、クロックの各チェック機構も踏襲しており、機能安全対策に利用できます。家電機能安全 (IEC 60730 Class B) の認証取得に役立つサンプルプログラムの提供が可能です。これらにより、民生/産業用機器などのモーター駆動の製品開発に貢献します。
当社従来製品のM470グループは、フラッシュメモリー容量は最大512KBでしたが、今回M470グループに追加した新製品は、10万回の書き換えの対応のまま1MBに拡張し、高機能化する機器に対応しました。また、FOTA[注2]対応機能を搭載することで、IoT化の要望に応えます。
サンプル提供時には、導入検討に必要な製品ドキュメント類、サンプルソフトウェア、評価ボード、各周辺機能の制御インターフェースを持つドライバーソフトウェア類を併せて提供します。また、グローバルなArmエコシステムパートナーとも協調し、さまざまなニーズに応える開発環境も提供します。
新製品の主な特長
- 高性能Cortex-M4コア搭載
- 2系統のモーター制御機能
- さまざまな民生/産業用機器に対応可能なラインアップを実現
- 機能安全対策回路を搭載