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PEPPERL+FUCHS PROCESS AUTOMATION
豊富なラインナップで多彩な用途に応えます Pepperl+Fuchsの防爆電気機器
爆発の危険がある場所でのアプリケーションの多様さは、ほとんど無限と言えるほどです。これに対し、 Pepperl+Fuchs(ペッパール・アンド・フックス)は、防爆製品や特殊システムを総合的にラインナップして、実質的にあらゆる仕様に最適なソリューションを提供しています。
図1:防爆電機機器の製品ラインナップPepperl+Fuchsの防爆電機機器は、プロセス・オートメーションの様々な仕様を満たすよう厳
格に対応しています。さらに、当社はドイツ・マンハイムを拠点として、基本的なターミナルボックスから制御ユニット、そして制御ソリューションの複合システムまで、柔軟性と拡張性に優れた製品群を提供しています。多数のエンクロージャ構造はもとより各種の防爆技術を活用することで、それぞれの用途や環境に対して有効なソリューションの設計に力を注いでいます。そのため、様々なサイズと素材の高品質なエンクロージャがお選びいただけます。また、個々のアプリケーション仕様に応じ、「本質安全Ex i」
「安全増防爆Ex e」「耐圧防爆Ex d」さらに「内圧防爆Ex p」の各防爆構造にお応えしています。
幅広い製品のなかから最適な部品を選んで、たとえばEx e認証のターミナルボックスや制御システムが簡単に構成可能です。単一の動作機能しか持たない小さな制御ユニットから、50以上もの制御要素を統合した高度な制御システムまで、その規模は問いません。柔軟性の高い構成オプションによって、それぞれの用途に厳格に適合した装置が整えられます。なかでも防爆構造Ex dに対応したPepperl+Fuchの堅牢なエンクロージャは、高度な制御装置や分電盤を爆発の危険から保護するだけでなく、内蔵の部品を過酷な環境による影響からも守ります。展示会のブースでは、2つの代表的な活用例によって、特定の防爆認証のないIDシステムでも耐圧防爆エンクロージャに設置することで、危険場所の内側でどのように安全に使用できるかを紹介する予定です。
標準機器で対応できないケースでは、用途に適ったカスタマイズも行っています。世界各地に設けたソリューション技術センター(Solution Engineering Center、SEC)において、お客様の仕様を厳格に満たすよう当社のエキスパートが個別にソリューションを設計・製造します。こうした高度な専門技術の好例が、
Pepper+Fuchsの防爆構造Ex deの制御盤です。その制御盤では、電気部品を保護する耐圧防爆構造
(Ex d)に、接続端子や制御要素で個別に構成した安全増防爆(Ex e)の区画を組み合わせることで、
試運転や保守を容易にしています。