ユニバーサルロボット、初のローカルサービス拠点開設で日本市場へのサポートを強化
ユニバーサルロボットの東京拠点は、修理の迅速化と全国規模のフィールドサービスの拡充を図り、日本を世界で6番目の拠点とすることで、修理期間を1か月から1週間に短縮します。
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ユニバーサルロボットは、2025年5月に日本初となるサービスハブ(修理拠点)と部品倉庫を開設し、6月1日より修理業務を開始します。これにより、日本におけるサービス・サポート体制をさらに強化し、既存および新規のお客様へのサポートをさらに拡充します。
国内修理体制の構築により、迅速な対応が可能に
URは2016年の日本支社設立以来、自動車、電気・電子などの国内製造業を中心に、協働ロボット市場を開拓してきました。これまでURロボットの修理作業はデンマーク本社にて一括対応しておりましたが、UR製品の国内での導入実績の増加に伴い、保守・メンテナンスのニーズが増加していることを受け、国内の修理施設の必要性が高まっていました。
このたび開設される日本のサービスハブは、デンマーク、アメリカ、中国、メキシコ、インドに続く世界6拠点目となります。修理対応のスピードを格段に向上させることで、顧客のURロボットの稼働率の最大化を強力にサポートします。
日本支社代表 山根 剛のコメント
「当社は協働ロボットのパイオニアとして、これまで多くのお客様の自動化への一歩を後押しし、導入の障壁を取り除くべく取り組んでまいりました。今後、協働ロボットのさらなる普及と進化を加速させるためには、”より安全に‘’、‘’より簡単に‘’、に加え、‘’より安心して‘’ 導入・運用できる環境を整えることが不可欠です。今回の取り組みにより、より充実したサービス・サポート提供体制を構築し、日本のお客様に一層の安心と信頼をお届けできるよう、引き続き努めてまいります。」
新たなフィールドサービスの開始と全国体制の整備
これまで日本国内の顧客に対するアフターサービスは、全国14の販売代理店およびUR独自のサポートポータルサイトmyUR を通じて提供してまいりました。この度、UR日本支社が顧客に対してフィールドサービス(訪問サポート)を開始いたします。具体的には、予防保全のための定期点検や改善提案、トラブル発生時のトラブルシュート及び部品交換などを現場で迅速に対応します。
また、全国のサポート網構築のために、サービス協力会社(拠点:東京、愛知、大阪、福岡)との連携も開始します。これにより、日本市場でUR製品のアフターサービス体制の更なる強化を図ります。
修理リードタイムを大幅に短縮
URロボットはモジュール構造を採用しており、部品交換や在庫管理がしやすく、保守性に優れています。しかしながら、これまで修理作業はデンマーク本社で行っていたため、輸送期間を含めて約1か月の対応時間を要していました。
今回の国内修理体制の構築により、トラブル発生時の対応を国内で早期に完結できるため、1週間程度での修理対応が可能になり、結果として生産ラインに対する影響を最小化することができます。
さらに、保守契約サービス「UR Care」の一部として提供される遠隔サポートツール「UR Connect」を活用することで、現地訪問前にロボットのトラブルシュートを行い、迅速な復旧につなげることができます。
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