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Microchip社、次世代エッジAIシステム向け超小型電源モジュールを発表

MCPF1412は、PMBus®制御で12A出力を提供しながら、従来製品より40%小型化しているため、AIやデータセンターに最適です。動作温度範囲は-40℃~+125℃で、デフォルト設定はプログラム可能です。

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Microchip社、次世代エッジAIシステム向け超小型電源モジュールを発表

エッジAIの普及に伴い、システム統合と消費電力が継続的に増加する中、産業オートメーションおよびデータセンターアプリケーションでは、スマートな電源管理ソリューションが求められています。Microchip Technology Incorporatedは、高効率で完全統合型の12Aポイントオブロード(POL)電源モジュール、MCPF1412を発表しました。このモジュールは、16V入力の降圧コンバータを内蔵し、I2CおよびPMBus®インターフェースをサポートしています。

MCPF1412パワーモジュールは優れた性能と信頼性を提供するよう設計されており、電力変換を効率化し、エネルギ損失を低減します。5.8 mm × 4.9 mm × 1.6 mmというコンパクトな外形と革新的なLGA(ランドグリッド アレイ) パッケージにより、従来のディスクリート ソリューションと比較して必要な基板専有面積を40%以上削減できます。基板占有面積が削減されるだけでなく、信頼性も向上し、PCBのスイッチング ノイズとRFノイズも最小限に抑えられる事から、MCPF1412は業界をリードするデバイスとして位置付けられます。

Microchip社Analog Power and Interface部門副社長のRudy Jaramilloは次のように述べています。「MCPF1412は当社のFPGAおよびPCIe(R)ソリューションと高い互換性を持ち、Microchip社のお客様に包括的なソリューションを提供します。この革新的なソリューションをMicrochip社のその他のデバイスと組み合わせる事で、チップの数や面積を削減し、実装面積を最小限に抑える事ができます」

MCPF1412M06は、I2CおよびPMBusインターフェイスを通じてきわめて柔軟なコンフィグレーションとシステム監視が可能な多用途のデバイスです。

さらに、デジタル インターフェイスなしでのスタンドアロン動作もサポートしています。これにより、設計者は出力電圧をシンプルな抵抗分圧器調整で簡単に設定できるほか、パワーグッド出力を通してシステムを監視できます。

その他の主な特長として、過熱保護、過電流保護、過電圧保護等の複数の診断機能があり、MCPF1412の性能と信頼性をさらに高めています。動作温度レンジは-40~+125℃ (TJ)です。オンボードの組み込みEEPROMによって、電源投入時の既定値設定をプログラミングできます。

Microchip社は、5.5V~70Vの入力電圧に対応する幅広いDC/DC電源モジュールを提供し、超小型で堅牢な高温対応パッケージで高い電力密度を実現します。

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