HMSから、CAN FD対応の新しいIXXAT®製品が登場
HMSは、PCインターフェースからブリッジ/ルーター、ゲートウェイ、分析ツールまで、新しいIXXAT® CAN FD製品の発売によりCAN FD対応製品のラインナップを拡大しました。
IXXAT PCインターフェースがCAN FDに対応
CAN FD およびCAN対応のIXXAT PCインターフェースは、制御やモニタリング、分析、設定のために広くご利用いただいています。今回、HMSでは、新たにUSB接続バージョンとして、小型デバイスでの分析や設定に理想的なIXXAT USB-to-CAN FDを発売しました。また、Mini PCIe、PCIe 104、XMC、PMCなどのインターフェース規格のIXXAT CAN FDも現在開発しており、間もなく対応予定です(PCIeについては、すでに現行のIXXAT CAN-IB 500/PCIeおよびCAN-IB 600/PCIeでCAN FDに対応しています)。
幅広いフォームファクターを揃え、IXXAT CAN FDインターフェースは簡単に様々な用途に適用可能です。製品にもよりますが、CAN FDインターフェースは最大2つのCAN FDと最大4つのCANチャンネルを備えています。オプションとして、ガルバニック絶縁タイプも選択でき、たとえばLINネットワークへの接続機能など他のインターフェースを追加することもできます。すべてのCAN FDインターフェースは、無償のドライバーパッケージを合わせて提供しています。Windows用VCIに加え、LinuxやリアルタイムOS用ECI(VxWorksおよびRTXではCAN FDとCANに対応、INtimeおよびQNXではCANに対応)をご用意しています。このドライバーパッケージは、共通のプログラミングインターフェースによって、すべてのIXXAT PCインターフェースをサポートします。そのため、CANユーザー様は、アプリケーションを変更することなく、容易にカードタイプを変更できます。
IXXATブリッジおよびルーターなら、柔軟なCAN FDネットワーク構築が可能
HMSが発売する新しいIXXAT CANbridge NT 420は、DINレール取付け用製品として、1台でCANおよびCAN FDに対応した世界初のブリッジ/ルーターです。CANbridge NT 420を使用すると、システムインテグレーター様はシステム規模の拡大や、メッセージ伝送に対するフィルタリングと変換ルールの適用のほか、CAN FDとCANシステムの分離も可能になります。
さらにHMSはIXXAT CAN@net NT 420 Ethernet-to-CAN FDゲートウェイも発売します。このゲートウェイは、長距離のネットワークをEthernetで接続(ブリッジとして機能)できるようになります。同様にEthernetを介してPCや組込みコントローラもCAN FDシステムに接続可能です。
IXXAT CANbridge NTおよびCAN@net NTは、簡単に操作できるWindowsアプリケーションによって設定、管理します。お客様は、こうしたIXXATのリピーターやブリッジ製品を使用して、システムの信頼性を向上し、多様なネットワーク構築を実現できます。さらに、スター型やツリー型ネットワークトポロジーを構成可能なうえ、ネットワークセグメントを絶縁することが可能です。
IXXAT canAnalyserもCAN FDに対応
CAN ネットワークのWindows用分析ツールIXXAT canAnalyserも、新たにCAN FDに対応します。これにより、CAN FDデバイスやシステムの開発者様、サービス担当者様を開発から設定までサポートします。canAnalyserでは、CAN FDの生データや解釈したシグナルのオンライン表示や分析に加え、メッセージを一括あるいは周期的な送信、コマンド制御シーケンスとしての送信も可能なため、柔軟性のあるメッセージ送信が実現します。さらに、メッセージをハードディスクに記録できることから、オフラインでも通信トラフィックの分析が可能です。お客様の仕様に応じた機能も製品の.NETインターフェースによって実現できます。
基本機能を備えた無償のcanAnalyser MiniがすべてのIXXAT PCインターフェースに含まれており、IXXATウェブサイトからダウンロートいただけます。
より詳しい情報につきましてはwww.ixxat.comをご覧ください。