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東芝、車載用高速2チャネルアイソレータを発売

東芝のAEC-Q100準拠デジタルアイソレータは、100kV/μsのCMTI、50Mbpsの速度、そしてコンパクトな設計を実現し、EVおよびHEVの信頼性向上に貢献します。

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東芝、車載用高速2チャネルアイソレータを発売

当社は、車載用スタンダードデジタルアイソレーターとして、100kV/μs (typ.) の高いコモンモード過渡耐性 (高CMTI) による安定動作と、50Mbps (max) の高速データ通信を実現した、ハイスピード2チャネル車載用スタンダードデジタルアイソレーター「DCM32xx00シリーズ」4品種を製品化しました。新製品は、自動車用電子部品の信頼性を確保するための品質規格AEC-Q100に準拠しています。本日から出荷を開始します。

ハイブリッド車 (HEV) と電気自動車 (EV) のオンボードチャージャー (OBC) やバッテリーマネジメントシステム (BMS) などでは安全性と信頼性を確保するために、絶縁を担保しノイズの伝搬を防ぐアイソレーションデバイスは欠かせません。これらのアイソレーションデバイスに要求される、多チャネルの高速通信、高CMTI要求へのソリューションとして、車載用スタンダードデジタルアイソレーターは適しています。

新製品は当社独自の磁気結合型絶縁伝搬方式 を採用することで、高CMTI 100kV/μs (typ.) を実現しました。これにより、絶縁信号伝送における入出力間の電気的ノイズに対する耐性が強く、安定した制御信号伝送ができ、機器の安定動作に貢献します。

また、低パルス幅歪0.8ns (typ.)、50Mbps (max)のデータ伝送速度を実現しました。CAN 通信を搭載したI/Oインターフェースなどの2チャネルの高速通信用途に適しています。

当社はすでにハイスピード4チャネル車載用スタンダードデジタルアイソレーターを量産化しており、このたび、これに加え2チャネルの小型SOIC8-Nパッケージ製品をラインアップに追加しました。今後、車載と産業用機器向けにチャネル数とパッケージの展開を進めていきます。フォトカプラーとともに車載用機器で必要とされるデータ伝送の確実性とリアルタイム性をささえる高品質な絶縁デバイスを提供します。

新製品の主な特長

  • 高コモンモード過渡耐性: CMTI=100kV/μs (typ.)
  • 高速データ伝送速度: tbps=50Mbps (max)
  • 低パルス幅歪: PWD=0.8ns (typ.)
  • 2チャネル対応 (各製品の詳細は主な仕様をご覧ください): 順方向1チャネル、逆方向1チャネル; 順方向2チャネル、逆方向0チャネル

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