HMSが500万台目のAnybusモジュールをParker Hannifin社に納入
HMSインダストリアルネットワークスは、500万台目のAnybus製品をParker Hannifin(パーカー・ハネフィン)社に向けて出荷しました。同社は、Fortune誌 250社に挙げられる、モーション&コントロール技術のリーディングカンパニーです。この500万台目となったAnybus製品はAnybus CompactCom B40で、Parker Hannifin社の新しいバルブ制御ユニットに使用される予定です。Anybus CompactComによって、これらのバルブ制御装置はあらゆるフィールドバスや産業用Ethernetと通信できるようになるため、どんな場所でもどんなアプリケーションにも利用可能になります。
Anybus CompactCom B40とは
Parker Hannifin 社に納入した500万台目のAnybus製品は、Anybus CompactCom B40でした。B40は、必要最小限の構成のCompactComであり、最終製品の設計に際しお客様の自由度が高くなるようにハウジングやコネクター、ネットワークの絶縁を装備していないタイプです。このAnybus CompactComが、Parker Hannifin社の新しいバルブ制御システムに採用され、まもなく生産に移されようとしています。
Parker Hannifin社とHMSの長期にわたる協力関係
Parker Hannifin社とHMSは、10年以上も良好な協力関係を築いてきました。Parker Hannifin社のJohn Garbarino氏に、なぜ新しいバルブ制御装置にAnybusを選んだかを説明していただきました。
「当社Parker Hannifinの北米と欧州における空圧部門がHMSのAnybus CompactCom B40を採用したのにはいくつかの理由があります。まず、フィールドバスかEthernetプロトコルか、という地域的な普及の違いに素早く応えられるため、ネットワークに柔軟性がありました。さらにCompactComには、導入形態としてチップ、ブリック、モジュールが揃っていますので、設計面での柔軟性が高いこともありました」。
HMS AmericasのExecutive Vice President であるKevin Knakeは次のように話しています。「Anybusの通信製品は、Parker Hannifin社がバルブの制御装置に求める、すべての主要なフィールドバスと産業用Ethernetネットワークに対応しているため、オートメーション技術で使用されている様々な制御システムにParker Hannifin社のバルブを接続できるようになります。当社は、Parker Hannifin社が最新式のバルブ制御装置を発売するにあたって、これまでと変わらず産業用通信のパートナーとしてHMSを信頼していただいていることを大変うれしく思っています」。
Anybusの歴史
Anybusモジュールが開発されたのは1994年のことです。当時、フィールドバスの種類が急速に増加しており、Anybusによって、ほとんどの産業用ネットワークと接続可能になるというのは画期的なコンセプトでした。今や500万台ものAnybusモジュールがフィールドで採用されています。現在のAnybusモジュールは、ITやIoTに関わる多数の機能を備えるまでになりましたが、Anybusコンセプトが提供するマルチネットワーク対応能力はお客様にとって大きなメリットであることに変わりはありません。
写真: HMSは、ミシガン州リッチモンドでのセレモニーでParker Hannifin社に5,000,000台目のAnybusをお渡ししました。
から左:
John Garbarino氏、Parker Hannifin社Business Development Manager
Tim Faillo氏、Parker Hannifin社Global Program Manager
Erick Rudaitis氏、Parker nnifin社Senior Market Development Engineer
Kevin Knake、HMS Americas Executive Vice President & General Manager
Dan Maurer氏、Parker Hannifin社SourcinHag Manager
Rob Lodesky、HMS Americas Sales