www.engineering-japan.com
17
'19
Written on Modified on
EPLAN
EPLANは中国に新しい支社を設立しました
学会・産業界・政界からの来賓の皆さま総勢230名に、6月8日、中国・上海でのEPLAN新支社設立を祝していただきました。この記念式典では、EPLANのマネージング・ディレクターHaluk Menderesが、エンジニアリング・ソフトウェアの欧州におけるリーディング・プロバイダであるEPLANの将来について、「当社は中国でも成長を続けていきます。そのための素晴らしい環境が整いました」と、ご報告しました。
Haluk Menderes.jpg: 「当社は中国でも成長を続けていきます。そのための素晴らしい環境が整いました」と、EPLANのマネージング・ディレクターHaluk Menderesが記念式典でご報告しました。上海の虹橋ジンジャン・ホテルでの記念すべきオープニング式典は、EPLAN Greater Chinaの社長Bill Qinによる“Excellence Through Innovation〔卓越は革新を通じて〕”と題した基調講演で始まりました。この講演では、デジタル・マニュファクチャリングの動向や革新的エンジニアリングに向けた最新の考え方を紹介しながら、工業デザインによって様々な障壁を打ち破り続けることが、実際の生産へとつながるという見方を紹介しました。したがって、中国におけるEPLANの目標も明確です。それは、エンジニアリング・デザインをリードして、中国のスマート・マニュファクチャリングを促進していくことです。
また、マネージング・ディレクターHaluk Menderesは、スマート・エンジニアリングやインダストリー4.0、スマート・マニュファクチャリングに関するプレゼンを行い、設計から生産にいたるまで統合されたプロセスの必要性を示しました。「中国は、プロセスの統合にとって非常に良い環境にあります。革新的なスマート・エンジニアリング&プロダクション4.0の推進を、お客様とともに続けていきます」。
専門家らが未来を論じる
式典でのもう一つのハイライトは、“Digital Engineering Transformation〔エンジニアリングにおけるデジタル・トランスフォーメーション〕”に関するパネル・ディスカッションでした。e-works誌の編集長Pei Huang博士とオンラインポータル“gongkong.com”の社長Yingzhang Pan氏が司会を務め、専門家グループとしてChinese-German University of Applied Sciencesの副部長Ming Chen教授やChinese Mechanical Engineering Societyの副理事Daming Lu氏が出席しました。また、CISDI Electric Technology社CEOのYanhua Peng氏とHaitian Group社CIOのBin Qian氏からは、エンジニアリング・データの標準化とモジュール化、ドイツ企業の競争的地位、さらには中国における“新しいエンジニアリング”などの話題が提供されました。そのほか、中国のVogel Business Media社ゼネラル・マネージャーのJie Xiao氏と、EPLANアジア太平洋地域担当取締役のCarsten Metelmannもパネル・ディスカッションに参加しました。
事実が示す実績
EPLANは2005年に中国に進出して以来、成長を続け、上海・北京・成都・深圳を始めとする10ヵ所の営業所で50名以上の社員が活躍しています。これら中国の営業所では、特に機械エンジニアリングや自動車産業、そしてほとんどすべての市場分野において力強く成長しているエネルギー技術に重点を置いています。Shanghai Electric社やChery社、CRRC社などの中国企業も、他のグローバル企業と同じように、EPLANのソリューション技術に信頼を寄せています。これと合わせ、いずれもEPLANと同じFriedhelm Loh Groupの企業ですが、制御盤とITソリューションを提供するRittal社と自動化技術を専門とするRittal Automation Systems社は、中国市場の制御盤や開閉装置メーカーに卓越した製品を提供しています。
Roundtable: “Digital Engineering Transformation〔エンジニアリングにおけるデジタル・トランスフォーメーション〕”についてのパネル・ディスカッションに参加した専門家。(左から)Ming Chen氏、Jie Xiao氏、Carsten Metelmann博士、Pei Huang博士、Yingzhang Pan氏、Bill Qin氏、Yanhua Peng氏、Bin Qian氏。