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BALLUFF

バラフ社の風力発電用電源

ハノーバーでの展示会に間に合うようにバラフ社は、風力発電向けに新しい省エネタイプのスマート電源を発表しました。定格効率が93%でかなり簡略化したこの電源は、衝撃や振動に強く、商品寿命がほぼ20年に相当するMTBF(Mean time between failures)が80万時間という長寿命設計がなされています。特長の一つは、途中にトランスを介在させることなく発電電圧に直結できる初めての電源なのです。そのユニットの状態を示す光インジケータも特長です。ダイナミックな負荷にも追従できるので、高い負荷の状態でも連続動作ができます。このことによって30~50%の省エネになります。

バラフ社の風力発電用電源
マイコンと特殊なセンサーを組み合わせることで、電源内の温度や過負荷、故障などの条件のような摩耗劣化要素を連続的にモニターします。こういったパラメータをインテリジェントに評価できるため、ユーザーはメンテナンスに必要な測定項目についてこの電源の状態を概観できます。このためシステム全体が故障する確率は極めて低いという訳です。信号と同じ色の3つの光のLEDによって電流負荷のレベルやストレスレベル、寿命に関する情報を連続的にわかるため、残りの寿命を予測できます。インジケータは十分に明るく、メーターから少し離れていても認識できます。

風力発電装置に使われる通常の3相トランスは今回初めて使わなくて済みます。このためコストが少なくて済みます。380Vから690Vという広い範囲の入力電圧範囲のおかげで、このスイッチング電源は風力タービンの発電電圧に直結できます。さらに利点があります。設置が簡単であり、故障しやすい部品の数を減らしたため発熱によるロスが減り、システムの効率が上がりました。

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