フリアーシステムズが、体表面温度スクリーニング用に修正を加えたサーモグラフィカメラを発表

FLIR ESTサーモグラフィソリューションのスクリーニングモードの強化によって、高速かつ安全でシンプルな最前線のスクリーニングを実現

日バージニア州アーリントン–フリアーシステムズ（NASDAQ: FLIR）は本日、高速で安全な非接触式の体表面温度*スクリーニング用に修正を加えたサーモグラフィカメラを発表しました。FLIR ESTサーモグラフィスクリーニングソリューションは、ビルの入口や人通りの多い場所で最前線のスクリーニングを提供し、安全性を高めてCOVID-19の拡大抑制の助けになります。FLIR Axxx-EST、FLIR T5xx-EST、FLIR Exx-ESTシリーズのカメラは、スクリーニングプロセスを簡素化できるように設計されているため、スクリーニングのオペレーターの負担を軽減し、推奨されるソーシャルディスタンスの指針に従うことができます。




フリアーシステムズの社長兼CEOのジム・キャノン（Jim Cannon）は次のように述べています。「新しいFLIR ESTサーモグラフィソリューションには、体表面温度スクリーニング用の温度測定ソリューションを設計および製造してきた20年近くに及ぶ経験が反映されています。これまでの当社のカメラの中で、体表面温度スクリーニングの設定および操作が最も容易なカメラのため、わずかなトレーニングで迅速かつ正確に人々のスクリーニングを開始できます。」

FLIR Screen-ESTモード（体表面温度スクリーニングモード）
新しいESTカメラに搭載されたFLIR Screen-ESTモードも強化されているため、以前のバージョンに比べてスループットが25%向上しています。精度をさらに高めるために、最新のScreen-ESTモードでは、サンプルの閾値温度の平均値を自動的に生成して検査対象者の体表面温度をこの閾値と比較することで、体温の自然変動や環境の影響による測定の不確実性を低減します。このモードでは、設定した閾値を超える高温をカメラが検出すると、画面に警告を表示するか、警告音を鳴らします。スクリーニングモードで発熱が疑わしい対象者が検出された場合は、体温計などの医療機器による検査を実施する必要があります。さらに、新しいESTカメラは、6月初旬に発表された新たなFLIR Screen-ESTデスクトップソフトウェアに対応しています。




FLIR Axxx-ESTシリーズ
A500-ESTおよびA700-ESTカメラは、常設の固定型の設備として設計されており、単独の独立したスクリーニング場所やネットワーク内に配置できます。大抵の映像管理システムに接続できる上に、カメラのハウジングに複数の取付ポイントを備えており、三脚や常設設備に対応しています。

FLIR T5xx-ESTシリーズ
T540-ESTおよびT560-ESTは、モバイルでも常設でも使用できるように設計されています。この柔軟なフォームファクターにより、最大4時間の電池寿命でケーブルを使用しないモバイル操作や、一体型の三脚取付マウントを用いたハンズフリーの使用が可能になります。

FLIR Exx-ESTシリーズ
ハンドヘルド用に人間工学に基づいて設計された軽量な電池式のE54-ESTおよびE86-ESTは、鮮明で使いやすい一体型タッチスクリーンディスプレイ上でモバイルスクリーニング設定を使用できます。Exx-ESTモデル用の三脚取付マウントも用意されています。




FLIR Axxx-ESTシリーズ、T5xx-ESTシリーズ、Exx-ESTシリーズは、2020年第3四半期に全世界でFLIR.comおよびフリアーシステムズの正規販売代理店を通じて販売される予定です。詳細については、www.flir.com/ehsをご覧ください。

-###-

*フリアーシステムズのカメラの用途は、最前線の体表面温度スクリーニングに限定されます。発熱、ウイルス、特定の病気を検出することはできません。体表面温度の上昇が認められる対象者は、医療グレードの機器を用いて医療職員が実施する二次スクリーニングを受ける必要があります。

  さらに詳しく…