Baslerが高い柔軟性を誇る エンベデッドビジョンプロセッシングキットを発表
Baslerがembedded world 2021 DIGITALにて展示予定の自社開発製品として、各種撮影に柔軟に対応できるエンベデッドビジョンプロセッシングキットを発表しました。
各種撮影に最適なBaslerエンベデッドビジョンプロセッシングキット
産業用途に最適なこのキットは、プロトタイピングから量産に至るまで幅広い作業を効率化できるなど、これまでのエンベデッドビジョンの概念を一新するソリューションとして注目されています。
このほど、コンピュータービジョン向け画像処理機器メーカーのBaslerは、embedded world 2021 DIGITAL(開催期間:2021年3月1日(月)~5日(金)、来場登録: https://info.baslerweb.com/l/73192/2021-02-25/cgvjy5 、無料コード:ew21457307)にて展示予定の自社開発製品として、インターフェースの種類にかかわらず、幅広いカメラに接続できるエンベデッドビジョンプロセッシングキットを発表しました。キットに含まれるプロッセングボードは、NXPセミコンダクター社製SoC i.MX 8M Plusをベースに、柔軟性の高いSoMとキャリアボードが採用されています。
付属ソフトウェアのpylon Camera Software Suiteは、各種カメラインターフェースの認証ドライバー、簡単シンプルなプログラミングインターフェース、充実のカメラ設定ツールを搭載するなど、高い信頼性を実現。インターフェースについては、MIPI対応BCON、GigE Vision、USB 3.0 Visionの3種類を選択できるため、Baslerの豊富な製品ラインナップの中から、さまざまなセンサー・仕様に対応したカメラを自由に組み合わせられます。さらに、産業用途に最適化された柔軟性の高い設計も大きな特長で、どんなビジョンシステムでも簡単に構築できるため、開発労力やコストの削減につながります。
想定用途は多岐にわたり、ファクトリーオートメーション、物流、リテール、ロボット、スマートシティ、スマート農業を含め、価格や市場投入速度が重視される分野において大きな威力を発揮します。
機能サンプル第一弾の公開は2021年4月、一般販売は2021年7月を予定。このほか、今後の開発工程として、各種製品・プロジェクト向けの量産や対応ソフトウェアの拡充も計画されています。
製品概要
- 要件の厳しい産業用途に柔軟に対応
- 既製品の筐体に最適なコンパクトなデザイン
- NPU(ニューラルネットワークプロセッシングユニット)とISP(画像信号プロセッサー)を搭載し、高度な機械学習が可能なNXPセミコンダクター社製i.MX 8M Plusを採用
- 画像処理向けインターフェース:MIPI対応BCON、GigE Vision、USB 3.0 Vision
- 準拠規格:HDMI、GPIO、SPI/I2C、LVDS、UART、CAN、USB2.0、Wi-Fi、Bluetooth
- すぐに使えるソフトウェア:pylon API、カメラドライバー、サンプルコード
- AI対応