Seeqが、Insight Partners 社主導のもと5,000万ドルのシリーズC資金調達ラウンドを終了

製造業やIIoT向けの高度な分析ソフトウェアで市場をリードするSeeq Corporationは、本日、世界的なベンチャー・キャピタルおよびプライベート・エクイティ企業Insight Partners社の主導による5,000万ドルのシリーズC資金調達ラウンドを終えたことをご報告します。この投資ラウンドには、従来からのSaudi Aramco Energy Ventures・Altira Group・Chevron Technology Ventures・Cisco Investments・Second Avenue Partners各社も参加しています。また、これまでのSeeqの資金調達の総額は約1.15億ドルに達しました。

Seeqは、プロセス産業の企業で活躍するエンジニアや科学者の皆様が、素早く分析・予測・連携して知見を共有し、生産性や事業収益を向上できるようにしています。石油天然ガスや医薬品、化学製品、エネルギー、鉱業、飲食品など様々なプロセス産業分野のお客様にお応えしています。今回の資金調達によって、Seeqは開発・営業・マーケティングのリソース拡大をさらに加速させ、グローバル市場でのプレゼンス向上を図っていきます。

SeeqのCEOで共同設立者のSteve Sliwaは次のように説明しています。「Insight Partners社の支援によりシリーズCの資金調達を終えたことに大変満足しています。これにより当社の事業を拡大し、製造業の皆様にさらに広くデータ駆動型の意思決定をご提案できるようになりました。ビッグデータや機械学習、コンピュータ・サイエンスにおける革新的技術を活用することで、Seeqは新たな時代のソフトウェア主導による知見獲得が可能になるよう取り組んでいます」。

また、Insight Partners社の副社長Matt Koran氏は次のように述べています。「Seeqはすでに、プロセス産業やIIoTの分析におけるリーディング・ポジションを確立しています。Seeqによって、企業の皆様が新たな知見を見出し、それを共有することで、さらに素早く意思決定できるというように今後も変わり続けていくものと私どもは考えています。同社はこれまでにも驚異的な成長を遂げていますが、当社Insight Partnersはそのパートナーとして、機械学習をもとにした新時代の分析に向けたビジョンを追求するSeeqを支援できることに大きな期待を寄せています」。

プロセス産業における製造データの分析や情報共有に向けたアプリケーションの総合パッケージには、高度な分析を簡単に行えるWorkbenchとレポートやダッシュボート作成のためのOrganizer、PythonライブラリにアクセスするためのData Labに加え、ITガバナンスやデータ接続、計算機能に対応したCortexが含まれています。

Seeqは米国Inc.誌による2020年のFastest Growing Companiesリストで261位に、またDeloitte社のTechnology Fast 500では76位に位置付けられたほか、Red Herring Top 100 North Americanの受賞企業にも選ばれました。

Seeqの急速な成長は、クラウド型コンピューティング分野との協力関係やコミットメントにも支えられています。SeeqはAWS Industrial Competency PartnerでありAWS Marketplaceでも購入いただけます。さらにAzureについては、2019年からAzure Marketplaceでの提供を始め、2020年にはMicrosoft Energy Partner of the Year Finalistとして認められました。

こうしたクラウドによる提携に加えて、Seeqは広範なオートメーション関連メーカーのオンプレミス型データストレージ・プラットフォームとも接続可能です。たとえばOSIsoft、Siemens、GE、Honeywell、Emerson Automation Solutions、Inductive Automation、AVEVA、AspenTech、横河電機など各社に対応しています。

Seeqは、システムインテグレータによるグローバルな提携企業ネットワークを通じて世界中でご提供しています。25カ国以上でSeeqのトレーニングや営業サポートを行うほか、北米と欧州では独自の直販売体制も整えています。

Seeqについて詳しくは、seeq.comをご覧ください。