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dSPACEがCepton社と連携し、ADASおよび自動運転向けの3D LiDARシミュレーションソリューションを提供

リアルタイムシミュレーションと仮想テストドライブを備えたLiDARソリューションの普及を促進。

dSPACEがCepton社と連携し、ADASおよび自動運転向けの3D LiDARシミュレーションソリューションを提供

業界をリードするシミュレーションおよび妥当性確認ソリューションのプロバイダであるdSPACEは、シリコンバレーを拠点に最先端かつインテリジェントなLiDARベースのツールを提供するCepton社と緊密に連携することで、先進運転支援システム(ADAS)、自動運転車両(AV)、およびその他の自動運転アプリケーションに対応するLiDARテクノロジーの採用を促進していると述べています。このパートナーシップにより、当社のシミュレーションツールチェーンにCepton社のLiDARセンサを統合できるようになるため、当社のお客様はCepton社のLiDARを用いた開発を加速できるようになります。

Cepton社が広い視野を備えた画期的な小型LiDARセンサであるNovaを発表した後すぐ、dSPACEは、このコンポーネントのシミュレーションとテストを行うためのシステムを構築しました。これにより、当社のお客様はNovaのスキャンパターンを正確にシミュレートしたり、通信プロトコルを複製してテスト対象デバイスに合成ポイントクラウドを直接挿入したりできるようになります。

広い水平視野と垂直視野、低電力で非常にコンパクトなフォームファクターを組み合わせたNova独自の組み合わせにより、正確な物体と障害物の検出、空きスペースの推定、ロボットや車両向けの衝突のない自律ナビゲーションなど、現在のセンサー技術には欠けているアプリケーションが実現します。

両社は、広い視野に対応したCepton MMT® LiDARを搭載したCepton Vista®-P60を使用して、初期の実証実験を共同で開始しています。dSPACEでは、エンジニアが認知判断アルゴリズムのテストや妥当性確認を行えるよう、正確なセンサモデルと環境シミュレーション機能を実装したシミュレーションツールチェーンを提供しています。これを使用すると、エンジニアは多様なセンサモデルやその設定だけでなく、車載またはロボット内の配置も考慮したテストができるようになります。また、シミュレーションプラットフォームによって提供されるさまざまなシナリオを活用することで、車両や道路利用者、歩道、道路標識、静的な障害物、およびその他のオブジェクトを含む困難かつ複雑な周辺環境に対しても、エンジニアはセンサを評価することができます。

ADASの事例において、dSPACEのソリューションを使用した、CeptonのVista®-P60ライダーのポイントクラウドのシミュレーション。 dSPACE

dSPACEとCepton社の協力関係においては、MIL(Model-in-the-Loop)による早期の解析からHIL(Hardware-in-the-Loop)シナリオに至るまで、開発のすべての段階に使用できる高精度なシミュレーションモデルの実現が目標となっています。

dSPACEのセンサシミュレーション製品のプロダクトマネージャであるCaius Seigerは、「dSPACEでは、自動運転向けの堅牢かつ安全なADASアプリケーションを開発する自動車業界の皆様をサポートするため、世界中のお客様にテストデータを生成するための効率的な手法を提供したいと考えています」とし、この度の両社の協力により、私たちはCepton社の高性能なLiDARを搭載した車両が早期に実用化されることを確信しています」と述べています。

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