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ams OSRAMが産業用LiDARアプリケーション向けに赤外線レーザーダイオードを発表

目に見えないところでの汎用性を実現。

ams OSRAMが産業用LiDARアプリケーション向けに赤外線レーザーダイオードを発表

SPL TL90AT03により、ams OSRAMはLiDARアプリケーション向けの包括的なレーザーポートフォリオを拡大

  • ams OSRAMは、車載用LiDAR向けの主要製品に加えて、産業用アプリケーション向けの製品ポートフォリオを拡大
  • 新製品の端面発光パルスレーザーSPL TL90AT03は、産業用のさまざまなダイレクトToF(direct Time-of-Flight、dToF)方式アプリケーションに最適
  • 狭い発光幅と優れた性能・効率を兼備

光学ソリューションのグローバルリーダーであるams OSRAM(日本地域統括バイスプレジデント:神永眞杉)は、新たに産業用アプリケーション向けのコンポーネントを追加し、包括的なLiDARレーザーのポートフォリオを拡大します。LiDARとはLight Detection and Ranging(光による検知と測距)の略で、自動運転の中核的な技術の1つです。しかし、自動車産業以外の分野でも、周囲の環境を3次元的に検出する技術の需要は数多くあります。LiDARシステム用の赤外パルスレーザーの開発と製造において業界をリードしているams OSRAMは、本日、産業オートメーション、測量、視認性が低い場所での交通監視などのアプリケーションにも最適な、SPL TL90AT03を発売します。

ams OSRAMのLiDARマーケティングマネージャー、Matthias Hoenigは次のように述べています。「赤外線レーザーの開発における長年の経験と、LiDAR分野をリードする企業との緊密な協力関係により、当社は市場において独自の地位を築いてきました。どのLiDARアプリケーションを使用しても、赤外線レーザーのシステムの機能は常に酷似しています。光が物体に当たると、物体によって反射され、検出器に記録されます。光が物体に到達し、検出器に戻ってくるまでの時間から、物体の距離や構造を判定することができます」


ams OSRAMが産業用LiDARアプリケーション向けに赤外線レーザーダイオードを発表
赤外レーザーは固定式交通監視システムに最適

ams OSRAMのSPL TL90AT03は、5~100ナノ秒の短いレーザーパルス向けに特別に開発されました。このレーザーは、20Aの順方向電流で110マイクロメートルの開口部から65Wの光出力を達成しており、これは約34%という優れた効率に相当しています。このデバイスは、実績のある非常に堅牢なTO56 MetalCanパッケージに収められています。また、この赤外線コンポーネントは、LiDARアプリケーション向けに確立された波長905ナノメートルの光を照射しますが、コンパクトなサイズを生かし、その他のさまざまな用途での活用に期待されています。

このレーザーのもう1つの利点は、発光幅(部品から光が出る範囲)が特に狭いことです。これにより、コンパクトな光学系を使用することができ、システム全体のサイズを縮小することができます。さらに、このレーザーはSPL UL90AT03として、異なるピンアサインの製品も同時にリリースされています。

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