ワトローがユーロサーム社の買収を完了

産業用熱システムを総合的に設計・製造するワトロー（Watlow^®）は、エネルギー管理やオートメーション分野におけるデジタル・トランスフォーメーションのグローバルリーダーであるシュナイダーエレクトリック（Schneider Electric Company^®）社からのユーロサーム（Eurotherm^®）社買収を2022年10月31日に完了したことをご報告します。なお、買収に関する条件は非公開とさせていただきます。

ユーロサーム社は、温度・電力・プロセス制御および測定、データ管理のための機器やシステム、ソフトウェア、サービスをグローバルな産業市場で提供する大手企業の1社です。本社を英国ワージングに置く同社は世界中に約650名の従業員を擁し、ポーランドのレンジニを中心に生産を行っています。

ワトローのCEOであるRob Gilmoreは次のように説明しています。「当社ワトローとユーロサーム社がともに協力できる体制となったことを大変評価しています。今回の買収は、お客様の競争優位性の向上に貢献する革新的な熱関連製品を提供するという当社のビジョンに沿ったものです。これによりワトローとユーロサーム社の製品や技術を組合せて、両社のグローバルなお客様に新たな可能性を生み出せるほか、重要な分野におけるサーマルシステムの高度化にも重点的に取り組めるものと考えています」。

ワトローは、電子制御製品の先進開発センターとして、英国ワージングとフランス・ダルディリーにユーロサーム社の拠点を構える予定です。また、ポーランドのユーロサーム社工場については、ワトローの欧州における生産CoE（Manufacturing Center of Excellence）へとリニューアルを図るための投資も計画しています。こうした生産や開発能力の強化により、米国地域やアジアなど世界の他の地域での成長にも道が開けるものと考えています。

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