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HMS Industrial Networks AB

ロボットの周辺機器をあらゆる産業用ネットワークに接続

ロボットを効率よく動作させるには、周辺機器が必要です。しかし、どのような方法なら、その周辺機器をもっとも簡単に工場のネットワークに接続できるでしょうか。RSP社が見出したように、最も簡単な方法はHMS NetworksのレディメイドなAnybus製品を使用することです。

ロボットの周辺機器をあらゆる産業用ネットワークに接続

世界中の工場で稼働する産業用ロボットの数は増え続けています。そのうえ各企業はロボットを効率的に使用し、生産性を最大化するために、様々な作業を可能にする周辺機器をロボットに装備しています。

RSP社は、必要なロボット周辺機器の開発・製造・設置を専門としています。そのRSPが新しいツールチェンジャーの開発に着手した際、ユーザーの仕様を満たすため、工場のネットワークに接続できるツールチェンジャーの提供を迫られました。しかしながら、それに必要なネットワーク技術の開発は、RSP社の専門外となる複雑なタスクです。このときRSP社は、HMSのAnybusソリューションなら誰もが満足できることを見出しました。ツールチェンジャーにAnybus通信インターフェースを組み込み、工場のネットワークとの接続を可能にするのをHMSが支援したことで、RSPは世界をリードするロボット周辺機器の製造に集中することができるようになったのです。

Robot System Products(RSP)社について
Robot System Products(RSP)社は、世界中の工場で使用される産業用ロボットための周辺機器を専門に製造しています。RSP社のマーケティングマネージャーHenrik Hofström氏は次のように説明しています。「当社の強みは、20年近くにわたり産業用ロボットに携わってきたことで得た専門知識にあります。この専門的な知識により、お客様のロボットの柔軟性を高め、生産性を向上させることに貢献する堅牢で汎用性の高い産業用ロボット周辺機器を製造することが可能となっているのです」。

そのRSP社の主要製品の一つにツールチェンジャーがあります。ロボットにツールチェンジャーを取り付けると、ロボットは迅速かつ安全にツールを交換できるようになります。
 


ロボットの周辺機器をあらゆる産業用ネットワークに接続

Moduflexツールチェンジャーをロボットに装備すれば、ロボットは迅速かつ安全にツールを交換できるようになります。

課題

 スマートでコネクテッドな産業を求める動きが、オートメーションプロセスのあらゆるステップに影響を与えています。そのため、大きなペイロードを運ぶために特別に設計されたツールチェンジャーの新製品であるModuflexシリーズを開発していたRSP社も、今の時代に応えるため、自動化ネットワークに接続可能な最新のツールチェンジャーを提供する必要がありました。

しかし、必要なネットワーク技術を開発することは容易ではありません。また、RSPはネットワーク技術の開発によって世界的なリーダーに立っているわけでもありません。RSP社のシニアエンジニアMats Thunell氏は次のように述べています。「当社はロボット工学の専門企業であって、産業用ネットワークのエキスパートではありません。あくまでロボット工学に専念したいことから、ネットワークソリューションの社内開発に時間や費用を投資したくはありませんでした。幸いにも、Anybusという優れたソリューションを見つけることができ、ロボットは当社、ネットワーキングはAnybusというようにそれぞれが得意とすることに集中できました」。

  このネットワークソリューションについて説明する前に、まずRSP社の要件を整理しておきましょう。

RSP社のネットワーキング要件
ロボットは工場内を自由に動き回るため、ロボットの周辺機器はできるだけコンパクトでケーブルを使わないものが求められます。RSP社は、ツールチェンジャーをコンパクトに保つため、ネットワーク技術をツールチェンジャーに組込むことを望んでいました。また、ネットワークプロトコルに関係なく、あらゆる工場システムに簡単かつ確実に接続できるデータ通信インターフェースも必要としていました。


ロボットの周辺機器をあらゆる産業用ネットワークに接続

RSP社のHenrik Hofström氏とHMSのSamuel Alexandersson

Anybus CompactCom
Anybus CompactComはこのネットワーキング要件をすべて満たしていました。

組込み設計
ツールチェンジャーのコンパクトなサイズを維持し、余分なケーブルを必要としないように、RSPはAnybus CompactCom B40を選択しました。Anybus CompactCom B40をツールチェンジャーのプリント基板(PCB)に取り付けたのです。

どんなネットワークにも
主要なフィールドバスや産業用Ethernetに対応したCompactComがあり、CompactComを別のプロトコルのCompactComに交換することも簡単ですので、RSP社はネットワークプロトコルに関係なく、あらゆる工場システムに接続できるようになりました。Henrik氏が説明するように、これは新市場への進出の可能性を開くものです。「当社はPROFINETから使い始めましたが、すべての主要なネットワークに対応するAnybus CompactComがあるため、新しい市場も狙うことができます」。

簡単で信頼性も高い
Anybus CompactComはレディメイドで取付けが容易なため、新製品の市場投入までの時間を短縮することができます。受賞歴のあるAnybus NP40産業用ネットワークプロセッサを搭載しており、このCompactComが要求される性能・信頼性・セキュリティの各要件に確実に応えます。

「Anybus CompactComがなければ、Moduflexシリーズをこれほど簡単に開発することはできなかったと思います。Anybus CompactComは素晴らしい製品です。信頼性の高い産業用ネットワーク通信が実現でき、使い易さにも優れています」と、Henrik氏は話してくださいました。

詳しくは、www.anybus.comwww.robotsystemproducts.comをご覧ください。

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