オンセミ、大手ソーラーインバータ・メーカーと19億5000万ドルの供給契約を締結

インテリジェントなパワーおよびセンシング技術のリーディング・サプライヤであるオンセミは、ソーラーインバータの世界的な大手メーカー数社との間で、同社のインテリジェントなパワー技術に関する総額19億5000万ドルの長期供給契約（LTSA）を締結したことを発表しました。

オンセミは、最適化およびカスタマイズされたモジュール設計とパッケージングを備えた優れたダイ技術の提供により、市場投入までの時間、製品開発、供給のレジリエンス、堅牢な品質保証に対するソーラーインバータ・メーカーの競争力の強化に貢献します。このような価値提供に基づいて、オンセミはソーラーインバータ・メーカー上位10社のうち8社とLTSAを締結しており、これはオンセミが信頼できる業界パートナーとして高い評価を受けていることを示しています。

オンセミのパワーソリューションズ・グループのアドバンストパワー・ディビジョンで、シニア・バイスプレジデント兼ジェネラル・マネージャを務めるアシフ・ジャクワニ（Asif Jakwani）は、次のように述べています。「太陽光発電は、最も成長が著しい市場の1つであり、大規模な再生可能エネルギー設備向けとして最もコスト競争力の高いエネルギー供給源です。オンセミのインテリジェントなパワー技術により、お客様は高い効率と電力密度を実現し、より持続可能な未来に向けた共通の使命を遂行するために、太陽からできるだけ多くのエネルギーを取り込み、蓄えることができます」

ソーラーインバータは、ソーラーパネルで発電された直流（DC）電力をグリッド互換交流（AC）に変換します。変換過程で、一部のエネルギーが熱として失われます。オンセミの技術により、ソーラーインバータ・アプリケーション（商用から住宅用まで）の小型化、軽量化、高効率化を実現し、エネルギー損失を最小限に抑えて、システム全体のコストを削減することができます。