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20
'15
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BALLUFF
リアルタイムEthernetインターフェイスを搭載、トランスデューサBTLシリーズ
バルーフの新トランスデューサは、ロッド型およびプロファイル型ハウジングにEthernetインターフェイスを搭載して、機械の立上げから実稼働まで、機械メーカーやその利用者の皆様に多数の利点をご提供します。同トランスデューサは、標準化された通信プロトコルとアドレス自動割当て機能により、コントローラや工場ネットワークに簡単に組み込むことが可能です。そのため、もう複雑なプログラミング作業を行う必要ありません。さらに、機械の立上げ時間の短縮、導入コストの抑制、不具合要因の削減を同時に実現できるようになります。
センサヘッドに設けた4つの診断LEDで、センサとEthernet接続の両方の状態をチェックできます。この機能によって、容易な保守と迅速な修理をご支援します。このトランスデューサは、極めて高速かつ安全な同期データのリアルタイム送信に加え、分解能1µmという高精度で応答性の高い位置測定が可能なことから、高度なアプリケーション(たとえば複数の制御軸が係わるなど)での利用に最適です。こうした特長が、機械の生産力を高め、製造品質を向上に導きます。とくにBTL7シリーズのトランスデューサは、最大16台の位置エンコーダを検出・処理可能です。さらに、各エンコーダについて位置と速度の2つの値を出力できます。このため、1度の測定で最大32もの測定値が得られることになります。
また、リアルタイムEthernetインターフェイスとして、Profinet IRT、EtherCAT、Varanを選択可能です。一方、ハウジング設計については、シリンダ内に取り付ける標準的なロッド型ハウジングに加え、機械へ柔軟に取り付けられるよう3種類のプロファイル型ハウジングを用意して、全4タイプの製品をラインナップしています。このプロファイル型ハウジングには、36×36 mmの角型、全高21mmと極めてフラットな平型、直径30mmの丸型デザインを揃えています。
リアルタイムEthernetインターフェイスを備えたこのトランスデューサは、制御に高い応答性と精度を必要とするあらゆる状況でお使いいただけます。たとえば、代表的な例として、素形材生産や樹脂成形、機械加工、食品などの産業分野があります。