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THK News
「OMNIedge」スキル管理AIソリューションの提供開始 ~人財スキルデータを一元管理・可視化して、スキルマネジメントを劇的に効率化~
THK 株式会社と株式会社Skillnoteは、業務提携を締結し、OEE(設備総合効率)最大化プラットフォーム「OMNIedge」の新たなソリューションとして、スキルマネジメントシステム「Skillnote」と連携した「スキル管理AIソリューション」を2023年12月1日より提供開始することを発表します。
本サービスは、「OMNIedge」に集約された設備保全データやセンサーデータに、「Skillnote」が管理する人財スキルデータを統合することで、生産設備を扱う人財のアサイン最適化と、データに基づいた戦略的な人財育成ならびに設備保全計画の立案を支援します。
近年、工場の生産設備は、自動化やセンサーデータを用いた予知保全などによる生産性向上の取り組みが進められています。一方で、設備を扱う人財の管理と育成に関しては様々な課題が顕在化してきています。例えば、人手不足により一人当たりが担当する設備台数が増加していることや、設備の複雑化や老朽化により求められる操作スキル、保全スキルが高度化していること、また、設備を扱いなれたベテランの退職に伴う技能伝承が進んでいないことなどがあります。これらの課題は、現状手つかずのままであることが多く、製造工場および設備におけるロス低減の観点からも、デジタル化による課題解決が求められています。
そこでTHKとSkillnoteは、どの設備を、誰が、どの程度、操作や保全できるかといったスキルデータを設備保全データと組み合わせ、より包括的な管理とデータ活用を可能にするサービスを提供します。これにより、設備と人に起因するロスを低減し、OEEの最大化に貢献します。
特長設備保全データと、設備を扱う人材のスキルデータを一元化
センサーによるリアルタイムの検知データを含む設備保全データとスキルデータを一元化し、同一画面上から最新情報を把握、更新することができる。
設備を扱えるスキル保有者の高速マッチング
スキルデータを元に設備を扱える最適な人財がレコメンドされ、システム上から業務をアサインすることができる。予兆検知への対応や、設備不調、部品交換、トラブル対応などの際に、スキルや経験のデータを元に最適な担当者に修理やメンテナンスの指示を出すことができる。また、設備保全計画の立案時に最適な人財をアサインすることができる。
教育計画の立案と進捗管理
個人に最適化した教育計画の立案から、教育の記録、承認、スキル自動付与までの一連のプロセスをシステム上で完結できる。ベテランの退職に伴う技能伝承や、設備の複雑化、老朽化などに対応するための戦略的な人財育成を確実に推進できる。
今後の展望
今後は、データをもとに設備保全計画を自動立案する機能を予定しています。また、扱える人財が少ない設備に対する教育強化のレコメンドや、設備保全の実績をベースにしたスキル習熟度の自動更新機能も検討しています。
OEE(設備総合効率)最大化プラットフォーム「OMNIedge」
「OMNIedge」は、製造現場で発生するロスを削減して設備総合効率(OEE, overall equipment effectiveness)の最大化に貢献するプラットフォームです。
第1弾:直動部品予兆検知AIソリューション
第2弾:回転部品予兆検知AIソリューション
第3弾:工具監視AIソリューション
第4弾:スキル管理AIソリューション<NEW>
「OMNIedge」 WEBサイト
www.thk.com