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Toshiba News

産業用機器での安定した高速絶縁信号伝送に貢献するデジタルアイソレーターのラインアップ拡充

当社は、高コモンモード過渡耐性 (CMTI) と高速データ伝送速度の4チャネルデジタルアイソレーター「DCL54xx01シリーズ」に4品種を追加し、ラインアップを拡充しました。

産業用機器での安定した高速絶縁信号伝送に貢献するデジタルアイソレーターのラインアップ拡充

新製品のイネーブル制御は出力イネーブル端子で行います[注1]。

チャネル構成は、順方向3チャネルと逆方向1チャネルの「DCL541H01、DCL541L01」、および順方向2チャネルと逆方向2チャネルの「DCL542H01、DCL542L01」です。先行リリース製品6品種 を含め10品種のラインアップとなり、イネーブル制御とチャネル構成の選択の幅が広がりました。

DCL54xx01シリーズは、当社独自の磁気結合型絶縁伝送方式を採用することで、高CMTI 100 kV/μs (min)[注2]を実現しています。これにより、絶縁信号伝送における入出力間の電気的ノイズに対する耐性が強く、安定した制御信号伝送および機器の安定動作に貢献します。また、低パルス幅歪0.8 ns (typ.)[注3]、150 Mbps (max) のデータ伝送速度により、SPI通信を搭載したI/Oインターフェースなどの多チャネルの高速通信用途に適しています。

[注1] イネーブル制御信号Highで出力イネーブルとなります。逆に、イネーブル制御信号Lowで出力ディセーブル (Output high impedance) となります。
[注2] 測定条件: VI= VDDI or 0 V、VCM=1500 V、Ta=25 °C
[注3] 測定条件: VDD1=VDD2=5 V、Ta=25 °C

応用機器

  • 産業用オートメーション (プログラマブルロジックコントローラー、I/Oインターフェースなど)
  • モーター制御
  • インバーター

新製品の主な特長

  • 出力イネーブル端子によるイネーブル制御[注1]
  • 4チャネル : 順方向3チャネルと逆方向1チャネル / 順方向2チャネルと逆方向2チャネル
  • 高コモンモード過渡耐性 : CMTI=100 kV/μs (min)[注2]

新製品の主な仕様

産業用機器での安定した高速絶縁信号伝送に貢献するデジタルアイソレーターのラインアップ拡充

端子配置図

産業用機器での安定した高速絶縁信号伝送に貢献するデジタルアイソレーターのラインアップ拡充

応用回路例

産業用機器での安定した高速絶縁信号伝送に貢献するデジタルアイソレーターのラインアップ拡充

注 : この応⽤回路例は参考例であり、量産設計に際しては⼗分な評価を⾏ってください。また、⼯業所有権の使⽤の許諾を⾏うものではありません。

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