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Hitachi Construction Machinery News
東南アジア市場で油圧ショベルZAXIS-7Gシリーズの受注を開始
日立建機株式会社は、中・大型油圧ショベルZAXIS-7Gシリーズを4機種(ZX350-7G、ZX490-7G、ZX690-7G、ZX890-7G)保有しています。 2024年2月以降、東南アジア諸国でも受注を開始する。
ZAXIS-7Gシリーズ日立建機グループは、欧州・日本・北米市場において油圧ショベルの最新モデルZAXIS-7シリーズを投入しており、お客さまから好評をいただいています。東南アジア市場においても、より高品質な製品・サービスの需要が高まってきたことから、新モデルとして東南アジア向けにZAXIS-7Gシリーズを市場投入します。
まず第一弾として、2024年2月下旬より、タイ王国(以下、タイ)において受注を開始します。タイでの受注開始を契機に、インドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピン、ベトナム、カンボジア、ミャンマーなど東南アジア各国で順次受注を開始します。一般的な都市土木工事のほか、大規模な公共工事、採石場や鉱山現場での需要が見込まれます。
主な特長
1. 燃料消費量やランニングコストの低減に寄与
ZX350-7Gは従来の油圧システムやポンプ制御を改善し、油圧効率を向上させました。ZX490-7G、ZX690-7G、ZX890-7Gには最新の油圧システム「HIOS-V(ハイオス ファイブ)」を搭載することで、油圧効率の向上と燃費低減につなげています。また、いずれの機種も、現場や作業内容に応じて適切な作業モードの選択が可能で、さらに運転室のモニターにECOゲージを表示して燃費効率の良い操作を支援し、燃費やライフサイクルコストの低減に貢献します。
2. 遠隔から機械の状態診断とソフトウエア更新を行うサービスソリューション「ConSite Air」を適用
OTA(Over The Air/無線経由)を活用した「ConSite Air(コンサイト エアー)」により、遠隔で油圧ショベルのエラーコード表示やセンサーデータなどの機械状態を確認することができます。それらの情報から一次判定を行い、判定結果に基づき、機械の復旧の効率化やオペレータへの支援につなげることが可能です。また、油圧ショベルのコントローラと通信端末のソフトウエアを遠隔で更新することができ、更新作業の効率を大幅に向上します。これまで、サービス員が現場に出向いて1台ずつ対応していた機械の状態診断とソフトウエアの更新作業を、従来と比較して短時間で実施することができます。
3. 周囲環境視認装置「AERIAL ANGLE」などをオプション設定、安全性向上に寄与
「AERIAL ANGLE」は車体周囲を270度俯瞰した映像と車体後方の映像を、キャブ内のモニターに表示することで、機械操作時の安全性の向上に寄与します。カメラ映像には目安となるガイドラインも表示し、機械と周辺対象物までの距離や周囲状況の把握に役立ちます。作業内容やオペレータの好みに応じて、カメラ映像やガイドラインの表示の有無を変更することも可能です。また、車体上部に手すりを追加することで、機械の点検やメンテナンスで機械を昇降する際の安全性の向上にも貢献します。 日立建機グループは、今後も、お客さまの課題である「安全性向上」「生産性向上」「ライフサイクルコスト低減」の解決に貢献していきます。
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