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02
'24
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Teledyne Flir OEM
Teledyne FLIRから、ガス検知用カメラの開発企業に向けたNeutrino LC OGIカメラモジュールをご紹介
SWaP最適化の統合パッケージである中波長赤外線イメージング・モジュールが、メタン等の炭化水素ガスの漏れを素早く検出します。
カリフォルニア州ゴレタ―Teledyne Technologies Incorporatedの一部門であるTeledyne FLIRから、有害ガス排出物を検出・測定・可視化するための製品開発に向けた米国製でITAR規制対象外の中波長波赤外線(MWIR)イメージャとして、Neutrino LC OGIガス検知用カメラモジュールを紹介します。このNeutrino LC OGIは、無人航空機や小型ジンバル、ハンドヘルド機器、固定式ガス漏れ検知システムに組み込めるように小型かつ軽量な低消費電力モジュールとなっており、クラス最高の性能を実現しています。
MWIRの波長域を使用しているのは、温室効果ガスであるメタンや揮発性有機化合物(VOC)などの炭化水素を正確に検出するためです。またNeutrino LC OGIは複数のモードを備えています。解像度640×512のVGAモードでは最高8倍のデジタルズームを使って状況認識力を最大限に高められます。一方、業界トップの20mK以下にまで感度を向上可能なビニング・モードで使うこともでき、正確なリーク箇所がわかるシャープで高コントラストな画像が得られます。
Teledyne FLIRの製品マネージメント担当副社長Dan Walkerは次のように説明しています。「大気中への有害な炭化水素や化学物質の漏れを検知して、その軽減をはかることは、規制当局や影響を受ける業界にとって非常に重要な優先事項です。今回のNeutrino LC OGIは、メタンをはじめとするガス・モニタリング用イメージング・ソリューションの開発を手掛けるインテグレータの皆様が低リスクに使える高性能OEMカメラモジュールとなっています。
サイズ・重量・消費電力(SWaP)を最適化したNeutrino LC OGIには、Teledyne FLIRの高温動作(High Operating Temperature:HOT)FPA技術に加えて、静音かつ低振動で長寿命な小型リニアクーラーを採用しています。同モジュールは、その信頼性と業界最長となる2年間保証により、プラント工場や精製所、パイプライン、貯油施設、石油・天然ガス産業の坑井パッドなど迅速なリーク検知と稼働率向上が必須の分野で活躍するインテグレータに選ばれています。
さらにインテグレータに同モジュールをお使いいただくと、Teledyne FLIR専門技術チームによるサポートのほか、ハードウェア・アクセサリ一式やソフトウェア開発キット(SDK)も利用でき、開発の容易化とコスト削減が可能になります。
Neutrino LC OGIについて詳しくは、www.flir.com/neutrinoogiをご覧ください。