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'16
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SOURIAU – SUNBANK Connection Technologies
エスターライン・コネクション・テクノロジーズ―スリオUSAのMIL-DTL-38999コネクタは、30年以上にもわたりQPL認定を受けています。
エスターライン・コネクション・テクノロジーズを担うスリオ(Souriau)のアルミ、複合材料およびステンレス製(耐腐食性クラスK)のコネクタMIL-DTL-38999とMIL-DTL-26482は、QPL認定を受けています。当社グループと米国を拠点とする付加価値ディストリビュータ(VAD)12社によって、高水準のサービスと品質、納期遵守を変わることなく維持しながら、需要の急増にも対応可能な体制を整えています。
際立った品質エスターライン・コネクション・テクノロジーズ―スリオは、MIL-DTL-38999およびMIL-DTL-26482コネクタ製品シリーズの生産において、その高い品質と信頼性に対する要件で妥協することはありません。
「スリオは、MIL認定プロセスの順守を常に最優先とし、コネクタが最も過酷で決定的に重要な使用環境にも確実に耐えるようにしてきました」と、航空・防衛市場におけるスリオの事業開発マネージャAlain Philippeは述べています。「当社のMIL 38999コネクタは、1983年以来、QPLに認定されています。そして、この認定を2年ごとにしっかり更新しています。スリオのMIL 38999コネクタのインサートおよびシェルは、米国国防総省から認定を受けた当社工場で製造しており、アジア地域に外注している部品はありません」。
さらに、この製造プロセスを標準化することで、エスターライン・コネクション・テクノロジーズ―スリオとして、専用の生産プロセスとシステムの継続的な改善を実現可能にしています。「こうした要件によって高い品質レベルを実現し、欠陥率を市場一般より10倍も低い0.05%以下に安定して抑えて、お客様の利益を確かなものにしています。また、その高い品質には、当社のMIL規格対応製品すべてに用いているコンタクト力保持用の金属製チップも貢献しています。競合他社の製品は耐久性が低く、樹脂製チップの損傷を避けるためには配線作業中に大きな注意を払う必要があります」と、Philippeは話しています。
優れた供給体制
シェルやインサートなど、スリオの主要なコネクタ部品は、一つの流通・生産・品質体制を通じて内製しています。これにより、当社グループは市場の変化に素早く対応でき、数週間以内に生産量を2倍にすることも可能です。特に市場予測や将来のトレンドを当社のS&OPによって管理することを要として、98%という納期遵守率を達成できるようにしています。
米国での工業的対応と大規模なVADネットワーク
エスターライン・コネクション・テクノロジーズ―スリオは、カリフォルニア州パソ・ロブレスの工場と、付加価値ディストリビュータ(VAD)による強固なネットワークによって、米国で確かなプレゼンスを確立しています。こうしたネットワークにより、受注に応じて、サブアセンブリの在庫からMIL-DTL- 38999コネクタをすぐさま組み立てることができます。また。スリオのVADは、MIL-DTL- 38999コネクタの組み立てに対してQPL認定を受けており、定期的に審査と再認定も受けています。またパソ・ロブレス工場には、設計部門を設けて、米国市場向けの特殊コネクタの研究開発を行っています。
技術革新も進めます
エスターライン・コネクション・テクノロジーズ―スリオは、MIL-DTL-38999コネクタの先駆者として、BNC(バヨネット・ロック機構)を考案し、複合材料や亜鉛ニッケル合金めっきのアルミニウム製38999コネクタで初めてMIL認定を受けました。
そして、これからも技術革新を続け、シェルの小型化、チタン製シェル、REACH規制の準拠、光学・電力・高速化技術の統合など、38999コネクタの製品シリーズをさらに開発してまいります。