富士通、車載ソフトウェア開発を加速する新しい CXPI レスポンダ インタフェース IC のサンプル提供を開始
東芝デバイス&ストレージ株式会社は、車載通信プロトコル規格 CXPI に準拠した車載 CXPI レスポンダ用インタフェース IC「TB9033FTG」のサンプル提供を開始します。
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新製品は、業界初 のハードウェアロジック を搭載したCXPIインターフェースICです。CXPIプロトコルによる送受信とGPIO をハードウェアロジックで制御するため、ソフトウェア開発が不要です。これにより、開発期間の短縮に貢献します。
新製品のGPIOは16端子あり、6端子はADコンバーター入力に、4端子はPWM 出力に切り替えできます。また、Sleep Mode中の入力監視機能、スイッチマトリックス (最大4×4) 入力機能、通信途絶時の出力機能を搭載しており、多様な車載アプリケーションに対応可能です。
異常検出機能として過熱、過電圧、低電圧の異常検出回路を内蔵しています。さらに、異常になる手前の状態を検出しコマンダーノードに自動送信する機能を搭載しています。これにより、車載の異常検出の性能向上に貢献します。動作温度範囲は、車載用に適した-40~125°Cに拡大しています。車載電子部品認定規格であるAEC-Q100に適合予定です。
新製品は車載通信の多重化が可能で、ボディー系アプリケーションのワイヤハーネスの削減ができ、車載の軽量化に貢献します。なお、外部端子によりコマンダーノードとレスポンダーノードの用途に切り替えできる車載CXPI通信ドライバーレシーバーIC「TB9032FNG」も開発しています。
新製品の主な特長
- 車載通信プロトコル規格CXPIに準拠したレスポンダー用インターフェースIC
- 車載ボディー系アプリケーションに適した高速応答性 (LINと比較した場合)
- 16端子のGPIO (4端子はPWM出力、6端子はADコンバーター入力に切り替え可能)
- スイッチマトリックス (最大4×4) 入力機能
- 異常検出機能 (異常になる手前の状態を検出しコマンダーノードに自動送信可能) : 過熱、過電圧、低電圧
- 低消費電流 (暗電流) : IVBAT_SLP=10μA (typ.)
- 低EMI、高EMSにより、ノイズ設計しやすい
- 耐ESDが高く、静電気に強い
- AEC-Q100適合予定
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車載ネットワーク通信
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