新しいソフトウェアを新しいポートフォリオで：Eplan Platform 2026

新しいEplan Platformは、あらゆる産業分野における効率的なエンジニアリングの基盤となります。このプラットフォームは、機械やプラントシステムを含めた自動システムの完全なデジタルツインの実現を可能にします。

新しいEplan Platform 2026がリリースされました。Eplanは、このリリースを機に、従来の製品構成の複雑さ解消に重点を置き、全製品ポートフォリオを根本的に再構築しました。新しいソフトウェアポートフォリオではEplan Platformの全機能をよりわかりやすくするとともに、多数の機能を強化して、個々の産業・顧客セグメントのワークフローに特化した包括的で完全なソリューションを提供します。さらに、Eplan Platformは既存のIT環境にも容易に統合できます。 

「当社は、製品ポートフォリオを根本的に体系化し直しました。さらに、このEplan Platform 2026が、お客様の業務プロセスとワークフローに特化、調整されたソリューションで、エンジニアリング作業をさらに容易化すると同時に、お客様の効率化をいっそう高めるような価値ある付加サービスを提供します。」 
 

 Eplan Platformのデバイス管理からEplan Data Portalにアクセスして、デバイスを直接選択できるようになりました。ユーザーはもうEplan PlatformからData Portalへと「移動」する必要はありません。

包括的な機能拡張と標準装備化 

• Eplan Preplanningは、事前計画データ統合に加え、初期計画フェーズでの電気工学要件（単線結線図の形式）をカバーするよう再設計され、運用者と計画立案者いずれの要件にも応えます。
• 制御盤の製造はEplan Pro Panelを使用して計画でき、機械メーカーの業務に必要なすべての機能はEplan Electric P8から利用可能です。
• Eplanは、これらを「一つのワークフロー」として捉え、完全なデータ整合性に基づくプラットフォームを提供します。
• クラウドベースのEplanコラボレーションアプリやEplan Data Portal、部品管理のためのeStock、データ管理のためのeManageなど、これらすべてがEplan Electric P8・Eplan Pro Panel・Eplan Preplanningの提供サービスに含まれています。

 

運用側企業もサポート：初期計画段階からのデータ一貫性 
たとえばEplan Preplanningは、構想設計時のデータの統合や専門的な配管・配線図の作成に加えて、初期計画段階における電気設計の要件も単線図の形式でカバーできるようになりました。これにより、Eplan Preplanningは、システムインテグレータはもちろんのこと、運用者（オペレーター）や計画策定者（プランナー）にも基礎的な設計段階から利用いただけるようになりました。また、機械工学、制御盤・開閉装置の建設、エネルギー技術、ビルオートメーションといった定義された業界の要件に合わせて、シンボル、サンプルデータ、フォームなどの事前設定されたコンテンツが提供されます。

クラウド機能の標準装備：共同作業の柔軟性を最大化
ソフトウェア構成のレベルにもよりますが、お客様はEplan Cloudを利用した社内外での共同作業が可能になりました。必要なのは新しいソフトウェアをインストールするだけで、これらは追加の費用なしで提供されます。  
 

「Eplan Platform 2026は、それぞれの応用分野のユーザーを最大限にサポートします。エンジニアリングのさらなる容易化と同時に、お客様がいっそう効率を高めることができる有用な追加サービスをご用意しています」と、Eplanのカスタマージャーニー担当副社長Jan Flemingは述べています。

付加価値を高めるシームレスな統合とデータアクセス
新しいEplanプラットフォームは、標準化されたインターフェースを介してERPやPDMシステムにも統合可能です。電気設計におけるデジタルデータを制御盤の製造や機械・プラントシステムの配線においても直接利用できます。また、オートメーション技術の分野では、市販のPLCを用いた制御・プログラミングシステムにも標準フォーマットを介して直接つなぐことができます。

関連データに素早くアクセス
Eplanのデバイス管理からData Portalにアクセスして、部品データを直接選択・ダウンロードできるようになりました。ユーザーはEplan PlatformからData Portalへ「移動」する必要はありません。Eplan Electric P8でのクリック操作だけでデバイス選択に移れるため、必要なプロジェクトデータを素早く入手できます。この機能はクラウドベースのデバイス管理にも適用されるほか、400項目以上の新しいデバイスプロパティにより、デバイスをもっと詳細に記述することもできます。

Download Centerからすべてを一目で確認
最後にもう一つ重要な点として、すべてのEplanユーザーがEplan Download Centerを利用できるようになりました。eplan.comでは、各ユーザーがソフトウェアやツール、有用なeラーニングコンテンツ、ライセンス情報に直接アクセス可能です。使用中のバージョンに関する情報や個々の更新プログラムも確認できます。また、古いバージョンに対する多くの更新もクリック操作だけで実行可能です。

詳しくは公式WEBサイトをご覧ください。