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EPLAN
新たにEplanプラットフォーム2.3が登場
大幅に新しくなったEplanプラットフォームをリリースしました。このバージョン2.3では標準化と自動化に重点を置き、規格準拠の設計や安全基準値への対応において、ユーザの皆様の新たな可能性を拡げます。また、そのシンプルなマクロ編集機能やシステム設定に対する拡張された検索機能が、皆様の高度に生産的なエンジニアリング活動を約束します。実用的な利点はまだあります。たとえば、提供停止提供が停止されたデバイスや関連するテストを集中管理でき、既存プロジェクトに対する透過性と安全性が実現します。
EPLAN 2.3のマクロ機能:部分回路やテーブル・ベースのマクロ編集に基づく、標準化された自由度の高い構成
(2013年8月14日、ドイツ・モーンハイムより) Eplanプラットフォームの最新バージョン2.3は、すでに8月中旬からダウンロードが可能になっています。一貫したデータベースにわたる標準化と、大きく自動化されたエンジニアリング機能がその特徴です。また、EN 81346に基づく規格準拠の新たな表記や、VDMA 66413の交換フォーマットに焦点を合わせた安全基準値に対する包括的なサポートを備えています。さらに、提供停止提供停止品目の集中管理と、システム設定に対する新しい検索機能も、このCAEソフトウェアの新機能として追加し、複数機能にまたがる協業と構成を可能としました。このバージョン2.3で提供するマクロ機能には、たとえば、マクロや部分回路、及び、そのバリエーションを扱う高度なオプション実装されました。新しいポイントは、これらのマクロを編集して、必要ならプロジェクト全体におよぶ更新が可能な点です。それも、驚くほどにわかり易いテーブル・ヴュー内で行えます。これにより、プロジェクト内でのわずか数回のマウス・クリック操作で、包括的な変更ができるのです。こうして、集中データ・ストレージを採用することで、潜在的なエラー要因を削減しました。
規格への確実な準拠:EN 81346およびVDMA 66413
ドキュメント内でのメカトロ・ソリューションの定義や適切な表記は、典型的な日常の設計業務といえるでしょう。これには、とりわけ規格EN 81346「Industrial Systems, Plants and Equipment and Industrial Products - Structuring Principles and Reference designations〔工業用システム、設備及び装置、並びに工業製品−構造化原理及び参照指定〕」が、国際レベルで広く受け入れられています。そこで、Eplanプラットフォーム2.3では、この現行の規格に即したプロジェクトの構造やプロジェクトの表記を、ユーザフレンドリな基盤上で実行可能にしました。一方、機械指令2006/42/EUとの関連で、フェイルセーフ部品や安全機能の問題もあります。Eplanでは、関連するオートメーション構成部品の安全基準値に対して、VDMA 66413に従い、整合のとれた電子データ交換フォーマットをサポートしています。デバイスメーカからのそうした関連する安全性データは、標準化されたインターフェイスを介して、Eplanの部品管理システムへ受け渡すことができます。これらの値は、部品と合わせて直ちに保存されますので、設計意図に応じてすぐさま利用可能です。そのため、時間のかかる手作業での安全基準値のすり合わせ作業が不要で、ユーザの皆様には正確な作業を確実に行っていただけます。
提供停止提供停止デバイスを集中管理
提供停止品目は、通常、新しいモデルに置き換えますが、既存のプロジェクトではまだ利用されており、これを透過的に管理しなければなりません。Eplanプラットフォームのバージョン2.3では、提供停止品目について、その部品管理システム内でマーキングできるようにし、その集中管理をより容易なものにしました。くわえて、新たなチェック機能も用意されており、これを実行すれば設計中のユーザの皆様は一層の安全性を確保できます。また、この部品管理システムにいったん集約的に保存された情報は、プロジェクト全体にわたって、すべての関連ある利用者が活用できます。したがって、このCAEソフトウェアなら、エンジニアリング・プロセスにおけるより高い透過性が生まれ、既存プロジェクトの管理性も保たれることになります。このように当社は管理性の問題に取り組む一方、Eplanソフトウェアでは、ユーザ個別の業務方法に適応させられるよう広範な構成オプションも用意しています。
検索をより簡単に、そして結果をもっと迅速に
また、この新バージョン2.3には高度な検索機能が導入されています。そのため、キーワードを用いてシステムの設定を抽出し、調整するのも容易です。Eplanで利用できるプロジェクト・データのナビゲータでは、ユーザの皆様は直ちにそのツリー・ビュー内に追加情報を表示するか、さらにはどの追加情報を表示するかを決められます。こうしたことができるよう、表示オプションの調和をはかりつつ拡張し、調整可能なものとしました。これにより、ユーザの皆様のナビゲーションを簡潔にし、それぞれの設定に関する高い自由度を実現しています。また、重要情報についてはクイック・オーバービューを用意して、エンジニアリングがさらに生産的となるようにしています。
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