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'25
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グローバルなオンライン・イベントを現場から
Eplan L!VE:Eaton社における設計・製造の工夫を詳しくご覧ください
総合電気設計CADのEplanは、オランダ・ヘンゲローのEaton社を訪ねて、世界的なオンライン・イベント 『Eplan L!VE』を5月14日に開催します。このEaton社の工場において、効率を最大限に高めるために設計と製造の全プロセスをどのように最適化しているかを直接ご覧いただけます。現地からオンライン参加者の皆様に向けて、新しいアイデアや試行錯誤を経たソリューションがいかに生産性を向上に導くか、それを2時間半というわずかの時間でコンパクトにまとめてご紹介する予定です。Eplanの製品ポートフォリオと戦略に関する新しい情報も同プログラムの最後にお届けします。

キャプション―画像1 今回の世界的なオンライン・イベントEplan L!VEは、オランダ・ヘンゲローにあるEaton社の生産工場から配信します。
開閉器システムの設計や製造工程は、どうすれば高効率に計画できるのでしょうか。また、生産のさらなる自動化はどのように実現できるのでしょうか。これはヘンゲローのEaton社が数年前に自らに課した課題でした。同社の工場では、データ駆動型のアプローチにこそ強みがあると考え、そのプロセスを含めたエンジニアリング手法全体についてEplanと連携するかたちへと転換しました。そこで、オンライン形式として3回目の開催となる今回のEplan L!VEでは、そうした取組み関する興味深い知見を紹介いただきながら、「Forward Thinking from Design to Manufacture〔設計から製造にいたる先取的な考え方〕」をテーマにEaton社の生産工場から直接配信します。このオンライン・イベントに世界中から参加者をご招待して、設計と製造においてもっと高い収益性を生み出す新しいアプローチを見出していただきたいと考えています。さらに、これらのアプローチは決して大企業だけにとどまるものではなく、中小企業の皆様も活用になれます。特にEaton社は「one step at a time〔確実に一歩ずつ〕」というアプローチをとっており、直面する課題によっては、小規模な制御・開閉器システムメーカーでもすべて実践可能です。
設計と製造に対する深い理解
Eaton社のスペシャリストが同社における制御システムや開閉器システムの設計と製造について、どのように最適化して高度な自動化と効率化を実現したかを説明してくれますので、1,500名を超える世界中の参加者はそれをオンラインで視聴しましょう。その取組みに使用されているEplanソリューションは、最初の設計から製造にいたる全課程をデジタルツインに基づいて標準化したデータ基盤になるという決定的な役割を果たしています。さらに、これで十分ではない場合、Eaton社では機能工学を活用した新しい設計方法に基づくEplan Engineering Configuration (EEC)を使用して、回路図・部品表・配線図・配線リストを自動生成しています。以前はこうした部品表や配線図、配線リストといった回路図とリンクした書類の更新に要する労力は膨大なものでしたが、現在ではそれらすべてをEplanで自動的に最新の状態に保てるようになっています。これが可能なのは、すべてを一元化したデータソースに基づいているからです。同社には、このようなプロセスと生産活動をしっかりと統合したことでさらなるメリットも生まれました。Eplan Pro Panelを使って制御盤のレイアウトを完全にデジタルな3Dで設計し、そのデータをもとに自動的にケーブルの配線経路を生成していしているのです。また、Rittal Automation Systems社のWire Terminal WTによって、1日に最大1,000本のワイヤを完全自動で生産できる体制としており、同じくRittal Automation Systems社の機械を使って銅レール加工の容易化も実現しています。そして、こうした配線と製造の工程すべてが、Eplanからのデータに基づいて非常に効率的で全体的としての一貫性が高まるように計画されています。
プレビューと戦略の情報を一足先に
設計・製造プロセスに深く根差したEaton社の知見の紹介に続いて、5月14日のイベントの最後には次のEplan Platform 2026を一足早くプレビューいただきます。たとえば、参加者はEplan Pro Panelの様々なビューを使って3Dナビゲーションをいかに加速できるかを初めてご覧になれます。また将来的には、Eplan Data Portalの部品データにEplan Electric P8から直接アクセスできるようになることも注目のポイントです。最後になりましたが、Eplan Preplanningの新しいシングルライン技術は、構想設計の段階でシンボルと部品を論理的にリンクさせたいユーザーに高い関心を寄せていただけるものと思います。さらに同オンライン・イベントでは、EplanのCEOであるSebastian Seitzが、Eplanの今後の戦略に加えて、人工知能に関するユースケースなどの将来的な注目のトピックについてもプレゼンテーションしますので、エンジニアリングの未来を垣間見えることにもご期待ください。
背景
世界的なインテリジェント・パワー・マネジメント企業であるEaton社は、2023年からEplan Partner Networkの技術パートナーとなっており、オランダ・ヘンゲローの工場で配電システムやLV/MV開閉装置システム、制御機器の開発・製造・販売を専門に行っています。加えて、Eaton社はEplan Data Portalに直接統合されたセレクタを通じて、多数のエネルギーシステムや部品を提供しています。同社では、社内の制御システムや開閉器システムの設計と建設にもEplanのソリューションを活用するほか、Rittal Wire Terminal WTや銅レール加工用の機械などRittal Automation Systems社の製品を使って製造工程の効率化を実現しています。
Eplan L!VEへの無料参加登録は下記をクリックください。招待動画もご用意しています:
www.eplan-software.com/live