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06
'13
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EPLAN
イープラン、ロックウェル・オートメーション社のEncompassプログラムへ製品を新たに追加
ロックウェル・オートメーション社のGlobal Encompassパートナーであるイープランは、Eplan Fluid およびEplan Harness proDの両製品を、Encompassプログラムに加えました。このイープランのソフトウェア・パッケージを使えば、ユーザの皆様は、ご自身のエンジニアリング・データをロックウェル・オートメーション社の制御システムと双方向に参照できます。
screen_rockwell.jpg: Eplanプラットフォームの製品すべてが、ロックウェル・オートメーション社Encompass Product Referenceプログラムの構成製品となりました。
ロックウェル・オートメーション社は、そのEncompass承認製品のポートフォリオにEplan Fluidおよび
Eplan Harness proDを追加しました。イープランには、Eplan Electric P8やEplan Pro Panel、Eplan PPEといった既に承認を受けているシステムがありますが、今回、これに両製品が加わったのです。そして、2008年以来、ロックウェル・オートメーションGlobal Encompassパートナーであるイープランでは、今回の追加により、Eplanプラットフォームのシステムすべてがリストに載ったことになります。
Eplan Fluidは、油・空圧や冷却、潤滑における流体パワー・システム用回路の設計や自動ドキュメンテーションのためのエンジニアリング・ツールです。このEplanプラットフォームは、流体分野に特有のエンジニアリングを、その他のあらゆるエンジニアリング分野とつなぎ合わせます。したがって、さまざまなエンジニアリング業務が並行して実行できるようになります。これにより、電気工学などその他の分野が複合した場合でさえ、すべてのエンジニアリング・プロセスが高速化されます。
一方、Eplan Harness proDは、ワイヤ・ハーネスの効率的な設計やドキュメンテーションに向けた最新3D/2Dソフトウェアです。このシステムの強みは、作業の自動化にあります。これは、ワイヤ・ハーネスのレイアウトのために機械モデルを3D環境でインポートし、それらをEplanプラットフォームの配線リストに組み入れる作業から、そのケーブル経路を決め、エンジニアリング上のドキュメントや製造用の2Dネイルボード図面を生成する作業にまで及んでいます。電気設計用CADの結線情報はもとより、さまざまな機械設計用CADシステムから、機械的に関連する情報を共有できるということは、Eplan Harness proDには、PDM(製品データ管理)環境へシームレスに統合できる可能性ということを意味します。また、機械のプロトタイプがまったく入手できない場合であっても、ハーネスの設計が可能になります。つまり、開発時間が短縮され、生産性は向上します。さらに、一つの連続した基盤に支えられて、プロジェクト品質も改善されます。
こうしたエンジニアリング・ソリューションによって、ロックウェル・オートメーション社とイープランの間のシナジー効果は一層高まりました。今や、ユーザの皆様は、このデータベースを中心としたオブジェクト指向アーキテクチャを使って、ご自身の電気設計を行い、続いてEplan Electric P8とRSLogixTM 5000の間での双方向な制御データ同期を活用できます。また、制御システムと電気図面両者の間でのハードウェアおよびタグの同期には、RSLogixTM Architectを介してEplan Electric P8を利用できます。ユーザの皆様は
Eplan Pro Panelを使い、eTouch技術がサポートする3Dレイアウト・プランニングにより、ご自身のスイッチ・キャビネットを実際に設計できるため、すぐにも利益を得られるでしょう。また、設計に続き、そのエンジニアリング・データを製造部門へ直接送ることもできます。こうして、ソリューション・プロバイダやシステム・インテグレータ、機械・装置メーカ(OEMメーカ)、設計会社などすべての皆様が、このイープランとロックウェル・オートメーション社の提携による利点を等しく手にしていただけるでしょう。
背景:
Encompass製品パートナーを通じ、お客様は、どんなアプリケーションにおける課題もが最適に解決されるよう、相互に補完的な製品を素早く配置できます。こうした製品こそ、ロックウェル・オートメーション社の装置を拡張・強化するうえで、決定的に重要な要素あるいは接続ソリューションなのです。