RL78ファミリの最上位モデル16ビットマイコン「RL78/G24」を発売

RL78/G24は、48MHz動作のCPUに加え、アプリケーション特化型のフレキシブルアプリケーションアクセラレータ（FAA）を搭載したことにより、RL78ファミリの中で最高の性能を実現します。さらにアナログ機能やタイマ機能など周辺機能を強化したことにより、モータ制御、電源制御、照明制御に最適です。特に、FAAを使用することで、CPUとは独立してインバータ制御や暗号化、センシング、算術演算などを分担させることができるため、処理速度を向上させることができます。

RL78/G24の主な特長

RL78/G24は消費電力を抑えるためにスタンバイ機能を搭載しています。通常動作モードより60％の電力をカットできるHALTモードと、HALTモードより99％の電力をカットできるSTOPモードの2つのモードを選択することにより、機器の低消費電力化に貢献します。

開発環境について
RL78/G24の開発ツールとして、他のRL78と同様、GUI（Graphical User Interface）で周辺機能のドライバコードを容易に生成できるSmart Configuratorを利用できます。また、MATLAB/Simulinkを使用したモデルベース開発ツールの提供も行います。評価ボードはFast Prototyping Board（FPB）を用意しました。Arduino Uno、PmodTM Type 6AインタフェースとGroveコネクタを標準搭載し、すべてのピンにアクセスできます。さらに、USBケーブルのみでデバッグとプログラミングが可能です。また、モータアプリケーション向け評価キットと電源／照明アプリケーション向け評価キットも用意されており、各アプリケーションの初期評価に最適です。

RL78ファミリについて
低消費電力のRL78ファミリは、本日発売のRL78/G24の他にも、新世代スタンダートモデルであるRL78/G23およびその小ピン・小メモリ版ながら静電容量タッチ機能を強化、さらなる低消費電力も実現したRL78/G22、さらに8ビット・小ピンマイコン市場をターゲットとし動作周囲温度125℃にも対応したRL78/G15とRL78/G16など、続々と新製品をラインアップしています。たとえばRL78/G16は、高感度タッチキーを搭載したマイコンとしてはルネサス最小ピン数となる10ピンパッケージや3mm x 3mmパッケージも提供、125℃対応のため高温の場所にも搭載可能で、セットの小型化や、柔軟な設計を可能にします。