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ams OSRAM News
ams OSRAM、マシンビジョンや舞台照明向けに高出力OSTAR(R) Projection Compact LEDのRGBバージョンをリリース
高電流密度特性、低い熱抵抗、設計を容易にするパッケージ構造により、照明装置メーカーは機器を小型化しつつ、高輝度化させることが可能。
インテリジェントセンサとエミッタのグローバルリーダーであるams OSRAM(日本地域統括バイスプレジデント:針田靖久、SIX:AMS)は本日、ロープロファイルの超高輝度LEDのOSTAR(R) Projection Compactファミリーに赤、緑、青のカラーバリエーションを追加しました。これにより、マシンビジョンシステムや舞台照明器具のメーカーは、より高出力かつ薄型な製品設計が可能になります。ams OSRAMは、共通のパッケージ設計で、既にOSLON Boostという名称で白色タイプのLEDをリリースしており、市場で採用実績を持っています。
今回の新製品となる有色系のLEDは、その高い電流密度特性をもった発光素子がもたらす高輝度化の効果により、高出力なプレミアムクラスの照明製品の開発を理想的に実現します。自社開発の新しい2mm2発光素子を搭載したこれらのLEDは、非常に高い光出力を生み出します。一例として、本シリーズの520nmとなる緑色LEDは、その製品カテゴリにおいて最高輝度を持った製品となっています(6A駆動で1000lm)。
OSTAR(R) Projection Compact LED(*1)は、その優れた放熱性と小型かつフラットなパッケージ構造により、高出力照明器具の設計において、構成部品をコンパクトに近接させて組み込むことができます。パッケージの熱抵抗値は、僅か1.4K/Wで、外形寸法は4.0mm x 4.0mm x 0.75mmの4040タイプとなっています。この薄型のLEDパッケージは、照明器具やビジョンシステムメーカーが、輝度とパフォーマンスを妥協することなく、装置サイズを小型化することを可能にします。
製品画像OSTAR(R) Projection Compact KB CULPM1.14
ドーム型レンズを備えたタイプの競合する製品と比較すると、OSTAR(R) Projection Compact LEDのフラットなパッケージ構造は、2次レンズとの光学的な合せ込みを容易にします。これは、個別の製品用途に応じた光学性能の最適化ができる柔軟性を照明器具の設計にもたらします。OSTAR(R) Projection Compact LEDシリーズは、全製品で共通の電極パターンを採用しているため、同一設計の基板においても、LEDを載せ替えることで自由に色のバリエーションを展開することが可能です。
ams OSRAMのマーケティングマネージャー、Winfried Schwedlerは次のように述べています。「優れた電流密度特性、低い熱抵抗値、組み込みが容易なパッケージを特長とするOSTAR(R) Projection Compact LEDは、採用されるマシンビジョン製品や舞台照明器具を、様々なカラーバリエーションにおいてパワフルかつ印象的な照明効果を持ったものにします。これらのLEDは、プロジェクターや、ウォールウォッシャーなどの建築用照明装置においても高い付加価値を提供します」
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