AutoCAD やERP ユーザーに向けて、アクセスを拡大
ソリューション・プロバイダのEPLANは、Eplan Data Portalユーザー層の拡大を図り、デバイスに係わる電子データの国際的サプライヤとしてのポジションをさらに強化します。現在までに約60万件のデバイス・データに加え、120万件以上の製品バリエーションの構成に対するアクセスをEplan利用ユーザーに向けて提供してきました。そのEPLANが、今回のハノーバー・メッセではEplan Data Portalの出力形式を拡大します。さらに、すべてのユーザーがDXF形式のデータにアクセスできるようにします。したがって、特に北米やアジアにおける大きなAutoCADユーザー層からもEplanへのアクセスが可能になります。そのため、Eplan Data Portalに参加のデバイス・メーカーも顧客層を拡大できます。もう一つの新しい特徴として、ERPやPDM、PLMユーザーも、確かな商品データを個別ダウンロードや全データ・パッケージによって利用可能になります。5月中旬以降、ご希望のすべての皆様が無料でオンライン登録できます。
Grafik Data Portal.jpg:ハノーバー・メッセにおいて、ソリューション・プロバイダのEPLANは、Eplan Data Portalの出力形式を拡大します。
2016年4月11日、ドイツ・モンハイムより ―ソリューション・プロバイダのEPLANは、ハノーバー・メッセでEplan Data Portalの出力形式を拡大します。2016年5月に運用開始する最新バージョンによって、ご希望の皆様が、Eplanアプリケーションとは独立して数十万件ものデバイス・データにアクセス可能になります。必要なのはオンライン登録だけです。「商用データを必要とするERPやPDM/PLMユーザーを始め、多くのAutoCADユーザーという全く新しいユーザー層を当社のポータルに迎えることになります」と業務執行取締役Haluk Menderesは話しています。製品データ管理(PDM)や企業資源計画(ERP)のために、従来、Eplanユーザーに限って提供されてきた商品番号や型式、説明情報などの商品データを幅広く利用可能にします。
この最新バージョンの運用開始とともに、ERPやPDM/PLMシステムの全ユーザーがEPLAN Data Portalに登録可能になり、高品質なデータを取得できるようになります。これらのデータは、120社以上の部品メーカーから直接提供されており、有用なデータとして、個別にも、また全データ・パッケージとしても無料でダウンロードできます。したがって、Eplan Data Portalは、様々なメーカーのデータソースとして機能し、手間と時間をかけて確実なデータを探すという必要がなくなります。
AutoCADユーザーにとってのメリット
さらにもう一つ革新があります。これからは、回路図もAutoCADのDXF形式で提供されるようになります。現状では、回路図という重要な電気技術データが包括的に利用できなかったので、この変更による効果は決して小さくはありません。AutoCADを利用している設計者は、これまで回路図を手書きしなければならないこともありましたが、Eplan Data Portalにオンライン登録すれば、PLCや周波数インバータ、非常スイッチなどその他の多くのデバイス・データについて、そのグラフィック・データに自由にアクセスできるようになります。このため、データ生成はもとより、設計エンジニアリングにおいて多大な時間を節約できます。デバイスを図面にグラフィカルに統合し、さらに、設計者による付加的な電気技術情報も盛り込めます。
もっと多くのユーザーを、もっと多くのメーカーと結ぶ
Menderesは「今回のポータルでは、たとえば多くの企業資源計画(ERP)担当ユーザーを含め、当社ソフトウェアを直接利用していないユーザーをもグローバルに結び付けたいと考えています。」と、この戦略的決定の背景を説明しています。「したがって、ERP/PDMやPLMシステムのユーザーが、数多くの自動技術メーカーに対応した高品質なデータの集中ソースとして利用できるようになります。さらにDXF形式の導入は、特に北米やアジア市場における巨大なユーザー層も惹きつけることになります。今後は、DXFを利用するユーザーの日常的なエンジニアリング業務を、電気技術的な図面によってサポートしていきます。」なお、多くの場合、こうした地域の国々では電気技術を機械CADベースで設計しています。
メーカー側にも魅力
国際的なソリューション・プロバイダとして、EPLANが明確にしている目標は、ポータルのユーザー数を増やすとともに、世界中のメーカーからのデータ提供を促進することです。これによって、現在の10万名以上のユーザー層がさらに大きく拡大することから、その狙いは十分にご理解いただけるものと思います。つまり、メーカーにとっても、世界規模で自社の製品を発売・促進する理想的な機会が得られます。
Haluk Menderes.jpg:「当社はこのポータルによって、商用データを必要とするERPやPDM/PLMユーザーを始め、多くのAutoCADユーザーという全く新しいユーザー層を迎えることになります。」と、EPLANの業務執行取締役Haluk Menderesは話しています。
ハノーバー・メッセのホール6、小間番号K16にぜひお越しください。