ams OSRAM、効率的な殺菌・処理ソリューションを提供するUV-C LEDの新製品を発表、UV-C LEDポートフォリオを強化
インテリジェントセンサとエミッタのグローバルリーダーであるams OSRAMは、新製品OSLON(R) UV 3535を発表しました。このUV-C LED(*1)は、水銀不使用の効率的なUV-C殺菌・処理ソリューションに対する需要の高まりに応えるものです。
ams-osram.com
アプリケーション画像:SU CULFP1 UV-C LED画像:ams OSRAM
この製品は、単一のチップから115mWの強力な紫外線を、265nmナノメートルの発光波長で出力し、最高レベルの殺菌効果を発揮します。この優れた電力変換効率(WPE)を備えたシステムソリューションは、UV-C殺菌市場のお客様向けに特別に設計されています。
ams OSRAMのUV-C担当シニア製品マネージャー、Nina Reiserは次のように述べています。
「ams OSRAMのパッケージ設計と半導体技術における進歩は、効率と品質、そしてパフォーマンスを融合したUV-Cソリューション市場をリードしています。この製品は、新たな業界基準を打ち立てるものです。長寿命、競争力のある価格、高性能ながら高効率を維持することは、最大の殺菌効果を達成する波長である265nmでは、本来であれば、より困難なものになります」
OSLON(R) UV 3535は、UV-C殺菌ソリューション向けに特別に設計されています。この製品は、優れたパフォーマンス、高い殺菌効果、長寿命、そして競争力のある価格のすべてを実現します。3.5mm x 3.5mmの標準フットプリントで提供されるこのLEDは、120°の照射角度内で高い放射束を実現し、汎用性の高いコンパクトな設計をサポートします。OSLON(R) UV 3535 LEDの優れたパフォーマンスは、最新のフリップチップとセラミックオープンパッケージを組み合わせた半導体技術とパッケージ設計のイノベーションによるものです。AlGaNベースのフリップチップは、従来のUV-C光源よりも多面的な光源であり、波長、出力、インタスタントオン機能において柔軟性を提供します。
製品画像:SU CULFP1 UV-C LED
画像:ams OSRAM
UV-C LED光源のメリット
UV-C LEDテクノロジーは、さまざまなアプリケーションで空気や対象物の表面、水の浄化・殺菌方法に変化をもたらしています。ams OSRAMのポートフォリオは、高効率のUV-Cエミッタとスペクトルセンサを高精度の存在検知装置と組み合わせることで、必要なときに必要な場所で適正な用量のUV-C光を照射します。
例えば、給水管や給水器にUV-Cリアクターを使うことで必要な時に直接殺菌することができます。複数のユーザーからの水の要求に対してリアクターが即時に応答する必要があるため、UV-C光源の即時オン/オフ切り替え機能は不可欠です。
損失を抑えつつ光子の利用を高めるため、空気や表面処理の用途に特に効果的となっています。リバプール大学が実施した研究によると、空気清浄装置においてUV-C LEDテクノロジーは従来の水銀ランプ灯と同じレベルのシステムパフォーマンスを達成しながら、光源からのUV-C照射は大幅に低減できることが示されました。
www.ams-osram.com