xEVおよびAIサーバー用電源など向け雷害対策部品の新製品を開発
三菱は、xEVやAIサーバーなどの電子機器を異常電圧から保護し、安全性と安定した動作を確保するように設計された雷保護部品DH53シリーズを開発しました。
これまで当社はxEV(充電器や車載OBC や各種電源のサージ対策用にサージアブソーバを供給し、高い評価をいただいてきました。昨今、地球温暖化の進行により異常気象となることが増え、雷雨日が増加するなど、電子機器が予期せぬサージに晒される危険が高まっています。このことから、高い安全性や安定した運用が求められる電子機器には、これまで以上に高い応答性やサージ耐量 を備えたサージアブソーバが求められています。
このたび当社は、サージ耐量3,000Aまでであった従来品に対し、高サージ寿命を維持しつつ高速応答かつサージ耐量を5,000Aまで向上させたサージアブソーバ「DH53」シリーズ(直流放電開始電圧の異なる「DH53-272M」、「DH53-302M」、「DH53-362M」の3品番)の開発に成功しました。
「DH53」シリーズは過電圧保護部品として、今後ますます高性能化が求められるxEVの充電機器やAIサーバー用電源などの電子機器の設計自由度の向上や安定的な運用に貢献します。(表1参照)。
当社グループは、「人と社会と地球のために、循環をデザインし、持続可能な社会を実現する」ことを「私たちの目指す姿」と定めています。今後もオンリーワンの高機能素材・製品供給を行うとともに、お客さまのご要望に合わせた最適なソリューションを提供することで、目指す姿の実現に取り組んでまいります。
表1:サージアブソーバシリーズのスペック比較
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