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ABBと住友商事、鉱山事業の電動化と脱炭素化で提携

住友商事とABBは、鉱業機器の車両電動化戦略を共同開発するための覚書(MoU)を締結し、ネットゼロ運用への移行を支援する高出力・安全・堅牢なソリューションの提供を目指します。

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ABBと住友商事、鉱山事業の電動化と脱炭素化で提携

ABBは、日本に本社を置く産業グループである住友商事株式会社の建機ソリューション戦略ビジネスユニット(SBU)と覚書(MoU)を締結しました。両社は、鉱山機械の脱炭素化に向けた共同ソリューションの探求に向けて協力し、特に車両の電動化に注力します。

この協業は、鉱業のお客さまが事業運営の脱炭素化を模索する中で実現しました。 電動化を通じて脱炭素化への移行を促進する動きが進む中、鉱業事業者は車両や機械の導入に際し、革新的で経済的に実現可能であり、重工業に適したソリューションを追求しています。両社は、高出力、自動化、安全なオペレーション、過酷な環境条件に耐える堅牢性など、産業用アプリケーションの厳しい要件を満たす戦略を策定する予定です。すべての機器は承認された規格に準拠して製造されます。

ABBと住友商事のチームは、鉱業の脱炭素化に向けた相互補完的なシステム構想を、両社が持つ業界に関する知見を活かして実現すべく協力していきます。 その目的は、動的・静的なエネルギー伝達に必要なインフラを実現することに加え、移動可能な電動機器へのエネルギー供給を可能にすることです。

「私たちは、電動化と脱炭素化というテーマについて、影響力の大きいソリューションを実現するという意欲を持って、活発な意見交換と取り組みを行うことを楽しみにしています」と、住友商事 建機ソリューションSBU長の日向健一氏は述べています。


ABBと住友商事、鉱山事業の電動化と脱炭素化で提携

「住友商事とともに、私たちは鉱業における重機の脱炭素化という課題にさらに深く取り組む準備ができています」とABBプロセスインダストリーのディビジョンプレジデントのJoachim Brauは述べています。「テクノロジーのリーダーとして、私たちはこの責務を軽視せず、よりリーンでクリーンなオペレーションを実現するためのあらゆる手段を追求します。どの組織も単独でこれを達成することはできません。私たちは、新しいパートナーと強いバリューとアイデアを共有しています」

次のステップでは、実現可能性の評価と見直しを徹底的に行う予定です。また、ABBと住友商事は、潜在的なパートナーとのさらなる協力や市場参入戦略など、鉱山事業のお客さまに適したビジネスモデルや事業手法の策定に向けて、緊密に協力してまいります。

「ABBでは、最先端の推進技術を通じて輸送車両の脱炭素化を推進することに尽力しています」とABBトラクションのディビジョンプレジデントのEdgar Kellerは述べています。「このパートナーシップにより、ライフサイクルコストの削減だけでなく、よりクリーンで環境にやさしいオペレーションに貢献する革新的なソリューションの提供という当社のミッションが強化されることを期待しています」

ABBは、130年にわたる鉱業での経験を生かし、鉱業における電動化、自動化、デジタル化の統合におけるパイオニアです。

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