Eplan Harness proD 2.6 製造に至るまで完全サポート、安心してお使いください
効率が第一なのはもちろんですが、設計する楽しさも大切です。そこで、直感的に使える3D/2Dソフトウェアとして、新しいEplan Harness proDバージョン2.6が、配線およびワイヤハーネス・エンジニアリングに求められるすべての状況にお応えします。新機能によって、ネイルボードのほかケーブル図面などの機能が強化されています。新たにケーブルの寸法記入も自動化しました。また必要に応じて、事前に定義した長さのケーブルを簡単かつ直感的にルーティングすることも可能です。こうした機械エンジニアリングと電気エンジニアリングの連携から、オープン・インターフェースによる本当のチームワークが実現します。
Predefined length.jpg: 事前に定義した長さのケーブルを、Eplan Harness proDで直感的かつ簡単にルーティングできるようになりました。設計プロセスを通じて、ケーブル長の設定値と暫定値が厳密に表示されるため、ユーザーはどうすれば最適にケーブルを引き回せるかを一目で確認できます。
2016年11月22日付、ドイツ・モンハイム/ニュルンベルク発―EPLANは、ケーブルやワイヤハーネスのエンジニアリングがいっそう容易になるよう、新しいEplan Harness proDバージョン2.6をリリースします。機械や電気配線の3Dモデルに基づいて、ワイヤハーネスを直感的に設計できます。また、設計データは製造部門に引き渡すことになりますが、2D/3D設計環境から自動的に抽出される2Dケーブル図面を統合して、寸法や接続先の両方を指定できるようにしました。これによって、自動的な寸法記入が可能になり、貴重な時間を節約しながら、正確なアウトプットを確実に行えます。また、ストリップ長や配線被覆も設計段階で定義でき、製造図面に技術的な指示を盛り込むことが可能です。したがって、ユーザーはプロジェクトの全概要を素早く把握できます。
ケーブル長の決定
一般にワイヤハーネス用ソフトウェアは、ケーブル長を簡単に計算できる便利な実務ツールとして提供されています。これに対し、Eplan Harness proD 2.6では、その作業を逆に行えるようにしました。つまり、たとえばアンテナ・ケーブルなど、ユーザーは決まったケーブル長をあらかじめ定義することが可能です。設計プロセスを通じて、ケーブル長の設定値と暫定値が厳密に表示されるため、ユーザーはどうすれば最適にケーブルを引き回せるかを一目で確認できます。同時に、類似部品の削減になり、在庫や製造におけるコスト抑制につながります。ケーブルユニット作成に対する機能も追加され、ケーブルの構成要素をグループ化したうえ、そのユニットに部品番号を割り当てることが可能になりました。そのため、プロジェクト全体をもっと包括的に把握できます。
優れた統合性
Eplanプラットフォームへの接続性や、機械系および電気系CADに対するシステムとしてのオープン性から、電気エンジニアリングと機械エンジニアリングの間をシームレスなワークフローで確実に結びます。さらにもう一つ新しい機能として、Eplan Harness proD 2.6にはEplanプロジェクトを直接取り込むことができます。それだけではありません。Eplanプラットフォームの集中部品管理機能が統合的なデータ保存をサポートしますので、ユーザーはシステムにおけるマスターデータを管理するだけで構いません。このため、図面作成から製造まで、ワイヤハーネスのエンジニアリングに関わる作業工程を一元化できます。製造までのどの段階においても、統合されたデータを簡単に使え、迅速かつ効果的な業務成果につながる基盤が整います。
それぞれの応用分野に応じて
Eplan Harness proD 2.6では多数の機能を強化することで、ケーブルやワイヤハーネスの設計プロジェクトをさらに効率化し、お客様のワークフローが加速するように努めました。また、Eplan Harness proDは、ケーブルやワイヤハーネスの引き回しを必要とするすべての産業分野をサポートしています。たとえば、特殊車両や特殊機器メーカー、配線やワイヤハーネスのサプライヤ、機械メーカー、さらに分野間の協業が必要な企業の各部署など、その期待にお応えしています。
Wire drawings.jpg:新たに統合された2Dケーブル図面は、2D/3D設計環境から自動的に抽出され、寸法や接続先の両方を指定できます。