EPLANプラットフォームのバージョン2.8の公開がいよいよ目前に迫ってまいりました。EPLAN Electric P8の構成やバス・データ、シーメンス社のTIAポータルによるラウンドトリップ・エンジニアリング(RTE)の機能強化に是非ご期待ください。EPLAN Electric P8は、CAEソリューションですが、全く新しいユーザー・インターフェイスと統合型ユーザー・ポータルの導入によって、さらなる機能性を実感いただけると思います。
デジタル部品データは、今や電気設計の効率化に欠かせない要素です。そのデータ品質と情報量をカバーするために、本年初めより、EPLAN Data Portalを毎月更新し、これまで以上にきめ細かな対応を行っています。さらに、ユーザーが部品データを評価できる機能も用意しました。これにより、部品メーカーもユーザーからのフィードバックが得られるようになりました。加えて、ハノーバー・メッセ以降は、EPLAN Data Portalの試験版Lab Versionを公開しました。ユーザーのフィードバックを得ながら、もっとユーザービリティの高いサイトに進化させています。
総合電気CADのEPLANは、EPLAN Cogineer Advancedによる自動化ソフトウェアをクラウドベースのSaaS(Software as a Service)形態で提供することを、ハノーバー・メッセ2018で先行公開しました。マクロを定義する「デザイナー」とデザイナーの作成したマクロを使用して回路図を生成する「プロジェクトビルダー」という2つの機能は、それぞれライセンス提供するクラウドベースのソリューションとしてのみ、ご使用いただけるようになります。当然ながら、データ・セキュリティの保証も万全です。たとえば「デザイナー」では回路図の自動生成のためにルール群やマクロを定義しますが、これに対するユーザー権限は新しい「Rights Management機能」によって明確に定義できます。