Granite River Labs(GRL)社は先だって、最新の高速デジタル・コンプライアンス試験ラボをドイツで新たに開設し、成長をとげる欧州市場に提供できる産業向けサービスの幅をいっそう広げました。このGRL社のテストラボは、ローデ・シュワルツからR&S ZNB20ベクトル・ネットワーク・アナライザ(VNA)を追加購入して、すでに所有のR&S RTP164ハイパフォーマンス・オシロスコープを補完したことで、従来技術はもとより、車載EthernetやUSBなどにおける将来の高速デジタル技術にも対応した広範なテストサービスを提供できるようになっています。
ローデ・シュワルツとMediaTek社は、3GPPリリース16が規定する5G NRの新しい位置情報サービス(location based service:LBS)機能の検証に成功しました。これらの機能は緊急通報位置通知の改善のみならず、課題の多い屋内環境と衛星ベースおよび地上通信技術を使う屋外環境の両方において、LBSがかかわる今後のユースケースをサポートすることになります。そこでローデ・シュワルツは、こうした機能を始めとするリリース16のネットワーク・ベースの位置特定機能に対応できるようにR&S TS-LBSテスト・ソリューションを拡張しました。
ローデ・シュワルツは、R&S CMP200無線機テスタ用の新しい超広帯域(UWB)PHY Test Suiteとして、FiRa Consortiumが定めるUWB物理層のコンフォーマンス・テストをサポートした物理層コンフォーマンス・テスト・ツール(PHY Conformance Test Tool:PCTT)の提供を始めます。