2022年3月以降にEU域内で販売される全スマートフォンに対し、電話番号112への緊急通報時にその発信者の位置特定をサポートする(E112緊急通報位置通知)よう求める新しい規制が始まります。この機能を保証するためには、欧州委員会が指針として示すように端末がいくつかの測位システムに準拠していなければなりません。そこでローデ・シュワルツではR&S TS-LBS位置情報サービス試験システムを拡張して、必要な位置情報サービス(location based service:LBS)の適合テスト実施に使える初めての試験ソリューションを整えたことをご報告します。認証サービスを提供するCETECOM社はすでに、これらのテスト・シーケンスを使って最初のE112テストを始めています。
ローデ・シュワルツは、スモールセル試験用の新たなオプションをご用意して、R&S CMP200無線通信テスタをアップグレードしました。さらに、このソリューションをQualcomm Technologies社に検証いただき、Qualcomm® Development Acceleration Resource Toolkit (QDART) for Small Cellsによってサポートされることになりました。スモールセル用インフラのメーカーがそれぞれの製品にQualcomm® FSM100 5G RAN Platformを組み込むうえで、R&S CMP200は必要となるすべてのハードウェアの開発と生産での試験要件を満たせるものとご期待ください。