Granite River Labs (GRL), 接続性と充電に関するエンジニアリングサービスとテストソリューションの世界的リーダーであるグラナイトリバーラボ(GRL)は、本日、ドイツのカールスルーエに新しいラボを開設することを発表しました。このGRLの最新鋭ラボは、シュトゥットガルトおよびフランクフルトから約1時間の距離にある主要なテクノロジーハブに位置しており、ヨーロッパの自動車、医療、産業オートメーション業界に向け、高速インターフェイス接続および充電インターフェイスの検証とトラブルシューティングのニーズに対応しています。サポートされるインターフェイスには、自動車用イーサネット、HDMI、USB、MIPI、DDR、さらにUSB Power DeliveryやQiワイヤレス充電が含まれます。
今年のMobile Test Summitは、ローデ・シュワルツの専門技術陣のほか、Comprion社やDeutsche Telekom社、MediaTek社、Nokia社、Picocom社、Qualcomm社、Viavi社など業界の主要企業に参加いただくという万全の陣容となっています。このローデ・シュワルツ主催のデジタル会議Mobile Test Summitは、世界中の参加者に向けて、5G NR無線通信における最新の課題と展開をめぐる知見と実践的な技術、将来像などを共有するためのプラットフォームを提供します。
Mobile World Congress(MWC)において、ローデ・シュワルツは新しいR&S CMP180無線通信テスト・プラットフォームの限定先行紹介を行いました。このワン・ボックス型テスタは、最大16個のデバイスの並行テストに対応しています。セルラー系と非セルラー系のマルチシグナル対応のマルチテクノロジー仕様を満たしており、量産現場にも最適です。特にバルセロナのMWCでは、ローデ・シュワルツから、このR&S CMP180を用いたWi-Fi 6E/Wi-Fi 7テストをデモ紹介しました。
モバイル端末メーカーとって、5G NRは新たな複雑さとなって、開発プロセスに大きな影響を与えます。ミリ波帯で動作するアンテナ・アレイを備えた最新のRFインターフェースのために、試験設備や試験方法がいっそう困難なものとなりつつあるのです。2021年に再びバルセロナに帰ってきたMobile World Congressでは、ローデ・シュワルツから、モバイル端末の試験に向けたラインナップのなかで特に注目のソリューションを紹介しました。そのラインナップは、5G NRデバイス設計の初期段階から、デバイス製造のための承認取得までをカバーしています。
無線アクセス・ネットワーク(RAN)の実状を見ると、マクロ・セルからスモール・セルまで様々な規模の基地局で構成され、それぞれ多様な種類のインフラ設備が整備・運用されているのが分かります。特に5G NR技術の発展にともない、MIMOによる複雑さの増加やビームフォーミング、帯域幅の拡大、ミリ波域におよぶ新しい波長域などから、インフラ設備の試験に困難がともなうようになっています。2021年6月、バルセロナに帰ってきたMobile World Congressにおいてローデ・シュワルツは、多様なニーズに応えるとともに、モバイル産業の皆様が5Gの可能性を最大限に活用できるよう、業界をリードする最新のモバイル・ネットワーク用インフラの試験ソリューションを出展しました。
かつてないほど高いエンドユーザーのデータ通信速度とシステムの処理能力をサポートする5G NRでは、高速大容量(enhanced mobile broadband:eMBB)がユースケースの核心にあり、モバイル端末にはいっそう多くのインターネット・ベースのサービスやアプリケーションが盛り込まれることになります。そこで、モバイルワールドコングレス2021(MWC21)では、高度な試験・計測技術を専門とするローデ・シュワルツとVIAVI Solutions社が、5G SA(スタンドアローン)方式による5G NR eMBBのエンド・ツー・エンドな試験シナリオについて、初めてながら異例の7.5 Gbpsという高いデータ通信速度でのデモンストレーションを行いました。このデモは、最高10 Gbpsという来るべきデータ通信速度への展開に道を拓くものです。こうした高い通信速度は携帯電話ユーザーにとって、4K動画のストリーミングや拡張現実によるメリットとしてすぐに実感できることになるでしょう。